身体表現する人々

ロルフィングというボディワークは、色々な方が受けられています。

 

僕の場合、身体表現している人も多いです。例えばダンサーの方、モデルの方、俳優の方、シンガーの方など自己表現を仕事にされている方や、或いは、インストラクター、講師など何かしら教えられている方です。

 

その理由は想像すると、そういう方は身体感覚のベースが安定していたり、ニュートラルな状態であることが求められるからでしょうか。

 

 

身体表現される方にとってロルフィングを受けるとどんなことが得られるかというと、例えば表現する土台になる部分でもある体をニュートラルにすることです。自分のミッドライン、自分のフィールドを感じ直すということです。これは小手先の手当てや変化でなくて、自分自身がリセットされ、新しい自分になるということです。自分の表現、自分での研鑽に行き詰まりを感じられている時なら、確実にお薦めできます。

 

よく「体が楽器になる。」ということが言われますが、楽器になるためには、体に固めがあったり、姿勢の癖があるとどうしても動きや表現力が制限されます。制限の解き放たれたニュートラルな体で、感情を表現していけることになります。また周辺視野、空間認識など知覚が変わってくるということもあります。空間認識力というのは変えれるのです。自分の周りの空間を自分の空間として使えるということは、それだけダイナミックに動いていけるということです。

 

また姿勢にしても、意識してまっすぐ立つことが出来ても、演技している最中に、姿勢の為に意識することはできるでしょうか。ロルフィングでは無意識の状態でフラットな姿勢を実現していくのです。体が無意識に良い姿勢に、ニュートラルになっていれば、無意識に振り付けやイメージや表現に意識を傾けられます。自分の体の癖、知覚の癖、こうした制限を外した自然体の体、360度開いた選択肢の多い体を作っていきます。

 

 

参考1 身体表現者へのインタビュー

 

参考2 ダンサーへの施術、インタビューのビデオ(下)