目覚めている為に立ち止まる。

「 マインドフルネス 」 とは、「 今というとき瞬間に目覚めている力(エネルギー)」 。

 

マインドフル瞑想というのが流行っていて、瞑想の本や瞑想の機会が数多く企画され、参加者も多いです。心の時代と言われて久しいですが、瞑想すると落ち着くだけでなく、世界や社会、自分の見え方も変わってくる機会になると思います。

 

写真は、世界で最も良く知られ、最も尊敬されている禅師の一人で、詩人であり、平和・人権活動家でもあるティック・ナット・ハン http://tnhjapan.org/

マインドフルネス、サンガ活動、そして歩く瞑想というのも提示しています。

 

 

 

瞑想で行っているのは、日常生活というノンストップで動いていることから、立ち止まる機会なんだと思います。立ち止まらないと見えてこないものも人生にはあるのだと思います。立ち止まる。誰の人生にもそんな時間が必要な時がやってくると思います。自分の人生の今ここに目覚めいてるために。勇気を持って立ち止まりましょう。

力が抜ければうまくいく。

お客さんによく聞かれる質問に、どんな筋肉の状態がいいのですか?というのが多い。その時にはこういう風に答えることにしている。

 

良い状態の筋肉というのは、ちゃんと伸びたり、縮んだり出来るといい感じです。伸びも縮みもできずに、中途半端で力が入ったままだと、いい状態とは言えません。つまり使ってないのにずっと力が入っていると、筋肉は疲れてしまうのですね。

 

寝た状態でも、なんとなく、背中に力が入った状態とか、太ももに力が入ったままだとか、そういう状態で、寝てしまうと、寝てもあまり疲れが取れなかったりします。力を入れるよりも、弛緩の方が意識を使ってやっても難しいのですね。

ぐっすり寝得るためにも、ちゃんと力が抜ける体の方がいいですね。力が抜ければ、大体のことはうまく出来ます。ロルフィングは力がちゃんと抜ける体作りでもあるのです。

 

鹿との共生

 

 線路に鹿が入り追突事故が多いそうです。そもそもどうして鹿が線路に入るかというと鉄分補給のために線路を舐めに来るそうです。そこで塩の塊に鉄を混ぜた特殊素材を開発したのに加え、超音波を利用した「踏切」を開発し、鹿との衝突事故を減らしたいのだそうです。

 

踏切は、動物が侵入しないよう線路の両脇に設置した防護ネットの一部に隙間を空けたもので、遮断機の代わりに、シカが嫌う超音波をスピーカーで流し、終電後はスピーカーを切り、鹿が行き来できるようにするとのこと。

 

鹿が生きていること。そのことを認めて、対応していくそのことにテクノロジーを使っていく。

鹿との共生ということを考えた上での人間の在り方。人間が変わっていけるとしたらこうした関係性を作っていくことなのかもしれません。テクノロジーもこういう風に使われるといいですね。

 

今日は、雨予報だったけど、思い切って山へと出かけてみました。森の中で、せせらぎが流れ、360度の自然に入りこみ、小一時間過ごしました。音や風景混ざり始め、鳥や虫の声と同期が取れ始めると、都心では感じられない知覚が自分に入り込み、その場所と一体になった気がします。環境と有機体としての体が開いて関係ができていることに気がつけている気がします。体を開いていくことって本当に大事だなって思います。


肉体の持つ感性を開放するための最初の実験場

奈義町現代美術館は岡山県勝田郡奈義町にある磯崎新の設計による美術館。作品と建物が一体となっている。作品は3つしかないのだがどれも独特な世界観を持つ。このに収納されている一つに荒川修作+マドリン・ギンズが1994年に製作した「遍在の場・奈義の龍安寺・建築する身体」(1994)がある。

 

巨大な円筒形の建造物。円筒の側面には京都の竜安寺を模した石庭が造られていて、それは一対の渦巻―中国伝来の「陰陽」の模様を描いている。まっすぐ立っているのに、周囲には真上から見た石庭の景色が存在する。肉体の持つ感性を開放するための最初の実験場であるという。

 

 

人間には安定させるための、そして守るための仕組みがあります。こうした仕組みはもちろん大事なことではあるのだけど、安定の下に入ってしまった癖やパターンは、その人の意識下に潜在してその人を影からコントロールしていくことになります。この作品はそうした癖やパターン、感受性の外に出るための装置と言えます。思い込みからの解放。まさにアート版のロルフィングだな。

 

幻想を脱ぎ捨て、リアルな世界へ

その山の上にある古い寺へと向かう一本道。横を流れるせせらぎへ降りる。一匹のドラゴンフライ(トンボ)が飛んできた。

 

森に含まれた我々を迎えるように、ドラゴンフライは水面ギリギリを飛び回る。そして同じ席に座り、会話に加わる。会話の内容は、新しい冒険と希望の話。 

ドラゴンフライのモチーフは、(限界という名の)幻想を打ち破る!いう意味もあるらしい。

 

自分がどうありたいのか、スタートラインに立つ勇気が今までなかった気がする。

なんとなくモヤモヤと生きてきた。

 

イメージの中の住人たちよ。

幻想の世界からリアルな世界へ。

今、変化の時。冒険の旅へ参加してみないか。

 

コンパス・オブ・ユア・ハート

10年ぶりにディズニーシーへ。トイストーリーの混雑を避けて、とりあえず乗ったのがシンドバッドの冒険。この世界観、久しぶりに感じた冒険の旅に心弾む。昔から男は少年の心を持っているというけれど、笑。

子供のように新しいもの、新しい自分になるために、何かを貪欲に求めていく気持ちって大事だと思う。大人になると自分が固定されてきて、新しい冒険に進めない。

 

心のコンパスを信じて。新しい自分に繰り出そう。

オラファー・エリアソンの料理

ベルリンにある4階建て3万平方メートルの巨大な工場跡地を改装したオラファー・エリアソンのスタジオ。その1階にある、スタッフの食事をつくるためのキッチンは、今や、有名シェフや著名アーティストも訪れる、食を通した社交の場となっている。そんな日々の食卓をドキュメントし、レシピを添えて紹介したアートブック『ザ・キッチン』が出ています。

エリアソンって、自然光を使って虹とかテンポラリーな彫刻を作る人なんだけど、(いつか触れた金沢の美術館にもありますね。)スタジオで作る料理めっちゃおいしそう!

自然を自分に取り入れる一番簡単なのは、自然な光と自然な食べ物なのかなー。

自分との自然との繋がりが感じられます。

今、ここに。

目の前に広がる風景をあなた自身の目で見ていますか?

今のあなたがどこに立っているのか?

あなたの今いる場所。

グラウンデイング。

今一度確認してみませんか?

ホスピタル·クラウン

笑いが身体の免疫力を上げるのなら、健康維持や病気の身体にも良いということになる。そこでこの『笑い』を病院にも届けようとする活動が、ホスピタルクラウン。

一般に入院生活は決して楽しいものではなく、患者本人ばかりかその家族の負担、ストレスも大きい。仕事にユーモアを取り入れて患者に接する医師・看護士もいるが、やはり業務の範囲内では限られてしまう。そこで、クラウン(道化師)の病院訪問という発想が生まれたのだそうだ。ホスピタルクラウンは、専門の教育を受けたクラウンが病院内での知識や衛生面を理解したうえで病室を訪問し、入院患者の心を癒す。

素晴らしい。応援しています。

 

クライアントインタビュー ayaさん 【パフォーマー&ダンスインストラクター】

以前よりずっとハードに動いているはずなのにで、その割に体の調子がいいです。全体的な印象として、施術前より疲れにくくなったこと、そしてグラウンデイングの安定感の向上を感じています。

プロフィール

ラテン音楽、ラテンダンスに魅せられ、アルゼンチン・キューバ・ニューヨークへ度々渡航。

現地の文化に触れ、ラテンダンスの真髄を学ぶ。2012年より、ポールダンス・エアリアルフープ・エアリアルハンモックを始めると同時に、フレキシビリティトレーニングを開始。身体能力&パフォーマンスの可能性を広げるべく、日々 研究中。

現在、都内のスタジオにて、エアリアルフープ・サルサ・サンバ・ラテンムーブメント・バーレスクダンス等のインストラクターを務める傍ら、国内外のラテンイベントやクラブイベント、その他パーティでのパフォーマンス、ショークラブ等で数々のステージに出演。ここでayaさんに会える!→ スタジオPolish 

 

Q10シリーズ後、しばらく時間が経っていますが、その後、体の調子はいかがですか?

 

A 以前は定期的に針やマッサージに通っていたのですが、ロルフィングを受けてから、整体、マッサージに行かなくなりました。最初筋膜ってあるんだーってくらいだったのですが、筋膜を整えるのは本当に大事だってって最近つくづくと感じています。10シリーズから時間が経っていますが、グラウンディングや筋肉疲労の度合いが違うように感じています。

 

またエアリエルを教えるようになって以前よりハードに動いているはずですが、その割に体の調子はいいです。全体的な印象としては体の疲れ具合や、グラウンデイング感覚の違いを感じています。一番最初に伺った際、タンゴをやっているせいか、決まった基本ポジションでの左側への体のズレを写真で見せられて、びっくりしたんです。自分でも気がつかなかったけど、軸がずれていたんですね。セッションを進めていくにつれ、軸でのズレが無くなっていったのにびっくりしました。

 

踊る上では筋膜という意識は今までなかったのですが、筋膜の施術って受けた後の感じが面白くて、骨から広がっていくような不思議な感じがします。あと空間の感じ方、体で感じている空間の広がりが広くなった気がします。エアリアルの先生に言われたのですが、「パフォーマンスは視覚に頼るな」と。動きには視覚は必要なんですが、視覚がメインになるとやはりいいパフォーマンスはできません。以前TE2さんに、平衡感覚の話を伺った時にも、視覚は補正で、体性感覚と三半規管が大事だと聞いた時もすっと腑に落ちました。

 

体の制御する上での身体感覚にも筋膜の知覚って大事なんだと思っています。TE2さんは、施術中の話の中にも、筋膜や動きに関する気づきや新しいアイデアのヒントがあって楽しく受けれると思いますよ。

 

自然を取り入れる。

 

野菜の美味しいレストランが増えた気がする。そして野菜を目指して店を選んでしまう。

昼は北参道のトラットリア タンタボッカに行った。ここの前菜の野菜たちが美味しすぎる。素材の味がバーニャカウダ風のソースともベストマッチ。

 

夜は銀座のスタンドバイファーム。こちらはつまみ風にケールのサラダに始まり、茄子、キャベツ、じゃが芋料理が続く。ここのつまみはどれも美味すぎてビールが進んでしまう。しかもリーズナブルだから当然混んでる。

 

今日は沢山自然なものを体に取り入れました。自然なものを受け入れるのは、緩んだり、リラックスだったり、開いていくことに繋がる。

このロルフィングっていう施術は、結局は自然体なからだを作ることだったりする。自然体は、緩んだり、リラックスできる体だったり、環境に開かれた体だったりする。考えると難しいけど考えるとシンブルで、楽なからだ、自由なからだだ。

もっと言うと、「重力とか環境と調和する体」を作っていくということになる。

地球とか自然とかと調和することが生きて行く上で大事なんですねー。とりあえず自然な野菜食べまーす❗

 

無意識の力を引き出してくる。

 

朝からゴルファーの井上陽子さんが遊びに来てくれました。井上さんとはスポーツを通じて意気投合しお友達に。井上さんから学んだことはたくさんあるのだけど、「無意識の力を引き出してくること」、そして「プロとして世界と関わっていくことのメンタリティ」を学ばされました。

さてこの日は近所のIVY PLACEにて朝食。店はTーSITEにある店です。代官山にTーSITEが出来てもう5年位になるでしょうか。週末は、びっくりする位混んでいて、このIVY PLACEも予約しないと席が取れない。この本屋が出来て代官山は、随分と住みやすい街になった。一人思索にふけったり、暇つぶしには最高の場所の一つだ。元々渋谷にはまともな本屋がなかったから。

  

思えば仕事の都合だと言ってこの地に引っ越してきてもう13年位になるのだろうか。この場所を選んだ理由は当時経営していた会社から近かったこと。そして幼稚園、小学校がすぐ近くにあったこと。当時は仕事漬けの日々で本当に忙しく過ごしていた。 

連日タクシー帰りの日が続き、まだ幼かった娘と、どうして夕食が食べたい!その思いで募り、職住接近することで頭が一杯になり、当時の僕にとっては多少の無理もあったのだけど、思い切って多摩エリアから引っ越してきたのだ。頭で考えていたこと。お金のこと、生活のこと、諸々のモヤモヤや心配を振り払い、自分の気持ち、現実感を優先して行動に動いた。今から思うと現実感へ向けた意図は、すざまじいパワーが出る。きっと何かを変える必要があの時あったのだろう。

 

 

「何かを変えたい。」人はどんな時にそんなことを思うのだろう。

 

 

転職、引越、結婚(離婚)。人生には転機はいろいろあるけれど、「何かを変えたい。」人はどんな時にそんなことを思うのだろう。それは今の自分に現実感が感じなくなった時ではないかと思う。どういう時に現実感がなくなるのだろうか。それは自分が「今ここ」にいる感じがしなくなった時ではないだろうか。「今ここ」にいる感覚、それは考えているとすごく難しい。頭でいくら考えてもわからないのだ。自分では、今ここにいる感じでも、気がつくと自分だけの世界に生きていることがある。これはなかなか自分では気がつけない。

 

 

自分の「今ここ」感覚に、自分の現実感にどう気づくか?

 

 

自分の現実感い気がつくきっかけは、自分の周りの人や存在。つまり自分の環境に気がつくことだったりする。環境というのは思う以上に大事なものなのだ。そのためには、どうしたらいいのか、それはまず自分を開くこと。そこから全てが変わっていくのだと思います。もし「今ここにいる感覚」がよく分からなくなったら、是非僕のセッションを受けてみてください。体は無意識と繋がっているのです。体と共にある新しいあなたは、無意識の力と繋がって、新しい現実感を作り出す力を手にすることができるとも言えるのです。

 

自閉症の僕が跳びはねる理由

いい本でした。自閉症に対する理解が少し変わってきました。

 

「自閉の世界は、みんなから見れば謎だらけです」――会話のできない自閉症者である中学生がその心の声を綴り、世界に衝撃と感動をもたらした話題作が文庫になりました。Q&A方式で、みんなが自閉症に感じる「なぜ」を語ってくれています。

 

 

自閉症の僕が跳びはねる理由 (角川文庫)

今自分だと思っている自分の外に出てみないと、本当の自分は見えて来ない。

自分だと思っているものの外に出てみないと、本当の自分は見えて来ない。

自分の中で、自分の考え方の中でグルグルしていると、出口のない問いを自分に問いかけて、葛藤して消耗していく。自分を認めて、自分を愛して、そして目に映るもの全てを認めて、目に映る全てを愛してごらん。目に映る全てのものはが自分なんだから。

健康な身体から発する「ジブンジシンの声」を聞きなさい。

超訳 ツァラトゥストラかく語りき より。

 

人生の不安は、何をしても消えることはない。

それなのに、自分を抑え、我慢しているのはなぜか?

「やりたいことをやらない人生」ほど、危険なものはないということに、

なぜ気づかないのか――?

 

読後、あなたの「未知の可能性」が引きずり出される!

 

 

 

新しい自分に生まれ変わる  ニーチェ

いつだって仲直りできる

 

百万年に一度でなくたって、

相手の気持ちを理解できれば戦いは終わる。

 

戦う必要がなくなるから。

まず自分と仲直りしてみては如何でしょうか?

 

自分の目に映る世界から変わるから。

何かに出会うと、違う世界が見えてくる

クリス・バーカード(サーフカメラマン)

 

追いかける価値があるものにはほんの少しだけ苦しみが必要だ、とサーフィン写真家のクリス・バーカードは言います。そして、極寒かつ僻地の海で撮影された驚くべき写真と共に、平凡への革命について語ります。

実際に、体で出会う経験の大きさは、無意識下にも響き、ものすごい体験となるんだということを一言、付け加えておきます。

 

The joy of surfing in ice-cold water(日本語字幕あり)

 

新しい自分になる為の旅へ

20代の頃にワーキングホリデービザでオーストラリアへに行った。滞在の半分はアデレードという南オーストラリア州の州都に滞在した。滞在中のある時、僕は思い立ってエアーズロックへの小旅行に出かけた。旅の目的は、エアーズロックに登ること。飛び乗ったのはザ・ガンというオーストラリアを南北に縦断する大陸縦断鉄道。南氷洋に面した都市であるアデレードと、南太平洋の玄関口であるダーウィンを結んでいる名の特急列車で、まずアリススプリングスへ向かった

 

 日本的な時間では現実的ではないけど、この列車は2,979キロメートルの距離を54時間かけて走る。今回はその約半分位の旅。このザ・ガンに乗ってアリススプリングスを目指す。列車の名称は、19世紀後半に、国内の未探検の内陸部に到達するのを手助けしたオーストラリアへ向かったアフガン人のラクダ御者に因んでいるという。冒険の痕跡が残る名前だ。

 

僕がオーストラリアに向かったのは、システムエンジニアとして最初の就職をして、会社生活のあまりの閉塞さに閉口して、退社した直後だった。何か違うなーって思ってた。とりあえず、全然違うものに出会いたかった。パッと浮かんだのは、エアーズロック。何かデッカイものに出会いたかった。

 

今現実で接しているものでないもの。日本的な情報環境にないもの。そこに自分を置いてみたい。そう思ったのだ。このワーキングホリデー自体が新しい挑戦であったし、そして今回の小旅行は、その一つのゴールへ向かう旅でもあった。人生は冒険と挑戦の続く旅のようなものである。必要なのは勇気だ。(続く)

体と心の密接な関係

認知行動療法の講習会に出てきました。心理学テーマでもスキーマを変えることを目指す。思い込み。無意識のクセ。

スキーマというのは、心理学や認知発達の理論において心理的な描写(心象、概念)のこと。

身体も同じです。ロルフィングでもボディスキーマに働きかけて、体のクセや無意識の思い込みを更新させていき、ボディイメージを変容させていきます。自分の体感が変わるなんて誰も思ってないので、初めてロルフィングを受ける方は、少し驚きを持つ方が多いです。

 

さてボディイメージが変わってくるとどんなことが起こるかというと自分の思う普通に少し変わってくることになります。例えば今まで歩幅がこんな感じだったのに、広がっている!とか、今までよりも踊っていて、頭のポジションが違う、とか、手の表現力が違うとか、その人の普段の身体知性によって、別の変化を感じます。

 

つまりある種の体のクセを手放したってことになるます。重力を感じた動きの統合を果たした身体を感じていくことになるのです。変わらないと思っていたことが変わる不思議。このコペルニクス的転回で、あなたの身体との関係を更新していきます。

 

あるいは、別の場面では、身体を戻していくことになる場合もあります。この肩こりや腰痛の一原因は、ある種の無意識的な感情や日常的なストレスを想定している場合があり、一番の原因が自分の身体の無意識な思い込みやクセだった!なんてことは知りたくないですものね。

 

 今日は認知行動療法でも、そうした、無意識的な思い込みを、再認識して更新していくことにより、違和感や葛藤から少しづつ抜け出ていこうとする場面があり、やっぱり心も体に似たような構造があるのだなと思いました。無意識になっていることを、手順を踏んで再認識していくことの大切さ、気づき、アンラーニングの効果を、再認識しました。

 

身体を探っていくと、どうしても心のテーマが出てくることがあり、最近は心理学的な勉強もしています。文脈を追いながら、心理学でいうナラティブ・アプローチを取り入れたロルフィングも提供できたらいいなと思っています。10回のシリーズは、体だけでなくて、心にも変容をもたらす画期的な手法なんだと、再認識しています。

 

ロルフィング紹介動画

ロルフィングの紹介ビデオ。26分。

フランス語ですが、日本語の字幕があります。久しぶりに見るとよくできているので再録します。

 

 

 

ストレスに負けない体

ストレスに悩む人は多いです。ストレスというのは無意識に受け取っているので、体に支障が出たり、違和感が出てきて変調に気がつくことも多いと思います。さらにそれでも自分を過信し、違和感や支障が痛みや症状になってようやく対処することも現実問題あるでしょう。

 

しかしその無意識下の習慣や癖を取り除かないと、また同じことを繰り返してしまいます。その繰り返しの中に、構造や臓器にも支障が出てきて、病院のお世話になることあ ります。たかがストレス、されどストレスです。

 

ストレスに良いとされることはよく紹介されます。例えば瞑想。最近ではマインドフル瞑想というのが流行りです。身体性が入るので坐禅もおすすめです。それ以外にも軽めの運動、ストレッチ、散歩も良いでしょう。またコーピングと呼ばれる自分のストレスをモニターし、それへの対処方というのもあります。

 

僕のやっているロルフィングは、ストレスに対してどういうポジションかというと、ストレスに感じている体、違和感の感じている体自体を変えていくものだと言えます。自分を変えることが自分でできなくなっている体に、適応力、調整力をつけていくことです。体に対する意識も大きくなるので、考えることでいっぱいの頭に対して、風穴をあけるようなことでもあります。自分がいっぱいになると、風くらいでは穴があきません。放っておくと、そのうち雷が落ちます。風と雷はセットになっています。僕らは、水とか、土とか、時には火とか(もちろん比喩ですよ)で、少しづつ、身体から緩めていき、循環性のある身体に戻していきます。言葉でいっぱいになった感覚に、別の知覚から介入していきます。

 

ストレスと戦うのでなく、ストレスを受け取っても許容できる、アクティブだけでない、パッシブな力をつけていきます。

自分を固定しているとなかなかできない変化なのですが、体からのアプローチだと、不思議と自然に変化していくことができるのです。健康というのは、何かを高めて達成することでなくて、許容範囲にバランス良く自分を置いておける調整力であることだと思います。

ロルフィング10シリーズ各セッションごとの感想

こんばんは、コロナ前の感想です。

まとまっていますので再掲したします。

 

 

 

 

 

ロルフィング®の基本コースである10シリーズを終えられた30代女性のセッションごとの感想をまとめました。

 

 

セッション1

第一回目は、呼吸と表層の筋膜を意識するということでしたが、施術を始めて間もなく、胸のあたりで小さく上下していた呼吸が、上半身全体でしているようになりました。

  

その後肩をリリースしている間、背中のあたりがムズムズしてきました。骨盤辺りの脚の付け根を解していると、足先がムズムズしてきました。このムズムズ感は今まで味わったことのない感覚でした。

ロルフィングの施術を一番感じたのは、帰り道です。

今まで、何か背中や肩に重荷を背負ってるかのようなしんどさでしたが、それがなくなって、実に軽やかに歩き、ギクシャクすることなく階段を登り降り出きました。

   

また、翌日のデスクワークでも違いを感じました。いつもは午後になると背中の張り感がひどくなり、集中力がなくなるのですが、その症状は出てきませんでした。

 

本来の身体は、もっと楽でしなやかなものだったんだと、遥か昔に忘れてしまった感覚を思い出し、さらにそれに近づきたいと思い始めました。

 

セッション2

第二回目は、ふくらはぎ、すね、足首、足裏の筋膜でした。

 

以前から、体が左に斜塔のように傾いていて、そのせいで左足首と左足裏は、少し運動や長く歩くと疲れていました。よかれと思いストレッチをやっているだけでも、つってしまうことが多くあり、手を焼いていました。

そんな左足の筋膜に働きかけていると、左足は特に何にも感じなかったのですが、右足がチリチリ、ムズムズしてきました。これは第一回目と同じ感覚でした。

 

第一回目と違うのは、施術が完了して、立ち上がった時、足裏が絨毯に張り付くような感じがしたことと、足裏から何か突き上げられるような感じがしたことです。

歩いてみると、少し体の傾きが緩やかになり、当たり前ですが、「ちゃんと二本足で歩いている!」という感じがしました。

  

今まで、左脚はあまり力が入らなかったので、踏ん張りが効かないことがありましたが、気のせいか吊り革をあまり捕まらないで立っていられる時間が長くなった気がしました。

 

セッション3

 

第三回目は、体の側面へのアプローチでした。

  

日頃から、全体的に体の側面は、かなりガチガチで、動きがぎこちなく辛かったので、このセッションは、楽しみにしていました。

セッションは、腕、胸部、腰や太もも、ふくらはぎの側面の筋膜を順にリリースしていきました。日頃からコリ感の強かった腕肩は施術している時、多少痛みを感じましたが施術が進むにつれ、それは無くなり、思った以上にリラックスしていました。

  

施術が終わり立ち上がって歩いてみると、今まで独立して動いていた腕が、胴体リンクし、足の動きと手の動きが連動し始めたことに気付きました。また脇の空間の存在が大きくなっていました。そして帰り道の電車の中、呼吸がいつもよりも深いことに気づきました。

 

私にとって今までのセッションより非常に心地良く、解放感をとても感じたセッションでした。家に帰るとすぐに眠くなりました。

 

セッション4

第四回目から、今までの表層筋より奥の体のコアの部分のセッションに入ると説明を受けました。

  

私はもともとO脚気味で、脚の内側に対する意識は、ほとんどないのはもちろんのこと、脚の外側も内側も前も後ろも、あまり違いを意識出来ないままきました。

セッションでは、そんな一緒くたになってしまった大腿部の筋肉を解し、意識を向けられること、動けるようになることを行いました。左脚は以前から血行が悪く感じ方がいまいち鈍かったのですが、右脚はかなりビンビンに内転筋が動いていることを感じました。右と左ではこんなに違うのかと驚いたと同時に、自分の体のウィークポイントも分かりました。

  

次に行ったのが、骨盤底筋群への働きかけでした。骨盤底筋群は、日頃意識する部分ではありませんが、セッションで初めて意識を向けることが出来ました。この意識を向けれるか、向けれないかは、体感上の大きな経験でした。下腿から内転筋と骨盤底筋というコアのセッションが終わった後、立ち上がってみると、脚の内側ラインと膝の後ろの伸びを感じました。

  

吉田さんの言うとおり、その日は今までのセッション以上に体のけだるさを感じ、水分を多めに取ってぐっすりと眠りました。

 

セッション5

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