ロルフィングを薦める人々

ロルフィングは、アメリカで生まれたボディワークですので、アメリカが本場です。日本だと、女優の浅野ゆう子さん、中谷美紀さん、ヤクルト館山昌平投手あたりが有名ですが、アメリカに目を向けるとたくさんの方々がロルフィングを推奨しています。一部ご紹介致します。 

 

アメリカ、ロルフ・インスティテュートサイト  http://www.rolf.org/

スポーツ選手

 

ミッシェル・クワン(Michelle Kwan)

1998年冬期オリンピック銀メダリスト, フィギアスケート選手

 

 

エルヴィス・ストイコ (Elvis Stojko)

1998年冬期オリンピック銀メダリスト,フィギアスケート選手

 

ボブ・テユークスベリー(Bob Tewksbury)

前ミネソタツインズ、投手

 

フェニックス・サンズ(The Phoenix Suns)

NBA バスケットボールチーム

 

サラ・ウィル(Sarah Will)

1998年冬期パラリンピック金メダリストスキーヤー 

 

シャロン・サンダース(Sharon Sander)

アメリカペタスロンチーム・ナンバー2

 

ジョー・グリーン(Joe Greene)

2度銅メダルに輝く, アメリカ走り幅跳び選手

 

クレッグ・スワン(Craig Swan)

前ニューヨークメッツ、投手

 

クワドリィ・イスマエル(Qadry Ismail)

前NFL フットボール選手

芸能人・アーチスト

レオン・フライシャー(Leon Fleisher) ピアノ演奏家

 

リヤー・バートン(Levar Burton): 俳優

 

ショーン・ヤング(Sean Young) : 女優

 

ウィリー・ネルソン (Willie Nelson):作曲家

 

コートニー・ラブ (Courtney Love): 女優/歌手

 

デニス・ラリー (Denis Leary): 俳優

 

ダイアン・ラッド(Diane Ladd): 女優

 

ジョージ・オキーフ(Georgia O'Keefe): 20世紀のアメリカを代表する女性画家 

ミロ (Miro) : 現代芸術家

 

リーヤー・バートン (Levar Burton) : 俳優

 

フリッツ・パール (Fritz Perls): ゲシュタルト療法創始者 

 

メアリー・エリザベス・マストントニオ (Mary Elizabeth Mastontonio) ブロードウェイ/映画 女優

 

マリア・ベニッツ (Maria Benitez) : フラメンコダンサー

 

ステーブ・タレー (Steve Turre) : ジャズトロンボーン奏者

体の中に戻りたい

解離(かいり, Dissociation)とは、無意識的防衛機制の一つです。ある一連の心理的もしくは行動的過程を、個人のそれ以外の精神活動から隔離してしまうことをさしています。その中には誰にでも普通にある正常な範囲のものから、障害として扱われる段階までを含んだ幅広い解釈があります。ある範囲を越えると、解離性同一性障害と呼ばれています。

興味がある方は簡単なチェックが下記の医院さんのブログにあったので、自己診断して見てください。

http://asanagi987.blog27.fc2.com/blog-entry-3894.html

 

解離性同一性障害になると、自分という感覚、知覚、記憶、思考、意図といった個々の体験の要素が「私の体験」「私の人生」として通常は統合されているはずのものが、それぞれにわからなくなってしまい、人格としての統合性の喪失していくものです。


現代社会に適応して生きていくためには、解離していくことが生きやすい場合もあり、他人や環境との関係性が大事だと言えます。ロルフィングを受けに来る方でも解離症状ある方は多いですが、病的ではない場合はそのままセッションを進めていきます。またロルフィングを受けることにより解離状況が改善することも多いです。




天使か悪魔か

映画やアニメの中だけだと思ってた、ロボットや人工知能は、ペッパーくんや、ポケモンGO、SIRIと遊んでいるうちに、ネットワークを介して知らぬ間に爆発的に3次元の社会を覆いつつある。今やIoTの時代である。IoTというのは、「Internet of Things」の略で、「モノのインターネット」つまり、パソコンやスマホなどの情報通信機器に限らず、すべての「モノ」がインターネットにつながることで、皆さんの生活やビジネスが根底から変わるというのです。

 

先日あったソフトバンクの方によると、2020年には、ペッパーを各家庭にという話。おいおいそんなの聞いてないよ。

僕には未来の予言が出来るというとびっくりするだろうが、今やちょっと考えれば、10年後、20年後の社会がどんな風になっているかは、誰でも想像できるのではないだろうか。一体どれだけIoT化されているか、考えただけでもゾッとする。生きているという主体性は、人間にあるのか、それともコンピュータにあるのか。未来にはどこかで逆転するのではないだろうか。そんな気もしてきた。

 

人間が経済にうつつを抜かしている間に現実はすっかり変わり果ててしまわないように、しっかりと、身体、そして人間同士で繋がっていきましょう!

感覚の体

カナダの脳外科医ペンフィールドは、ヒトの大脳皮質を電気刺激し、運動野や体性感覚野と体部位との対応関係をまとめました。ホムンクルスの体の各部分の大きさは、大脳皮質運動野の相当領域の面積に対応するように描かれています。その結果、体の形は相当ゆがんでいる。例えば、親指は大きく長く、顔や舌も異常に大きい。感覚の世界に入ると、顔と手や指の部分がかなり占めているということが分かります。我々ロルファーが手を使って施術するのもこの大きな手の状態になって、手を使っているから出来ると言ってもいいでしょう。

脳の中で描かれる世界は、脳が環境に働きかけ、環境の中で動きまわり、環境と相互作用する中でつくられるものだそうで、そして世界は1つでなくいくつもあるということになっています。脳が感じている世界は1つではないのですね。世界が一つではないということが、脳の中だけでなく、現実の世界に出てきて、我々がそれを受容していくと、もう少し住みやすい世界になってくるかもしれませんね。

 

ロルフィングを世界中の人が受けると世界が変わるとアイダロルフは言いましたが、それはこうした歪んでしまう世界に対する感覚が統合されていくからなのではないかなとも思いました。言語だけでは、なかなか理解し合えない人間に残されている叡智は、実は身体の中にあるのかもしれません。

 

ひとりひとりのロルフィング

体の在り方というのは言語を超えていると思います。

説明は難しい。

 

解剖学の本を見て体はこういう風になっていてと知識を増やしていっても施術がうまくなる訳ではなく、それは解剖学が詳しくなるだけです。

 

ここがこうなっていて、これが原因でこういう風になってる。みたいなのも説明がうまいだけです。そういうのだけで考えるとロルフィングでいう統合ということのうちある割合でしか理解できません。

 

筋肉のことだけなら、僕より詳しいピラティスの先生がいましたし、体のことならお医者さんの方が詳しいでしょう。では、どうしてヨガやピラティスの先生や、お医者さんもロルフィングを受けにくるのか。そこには医学的な処置や対処、或いは学べる知識や意識的な動きでは触れられない部分をロルフィングが扱っているからだと思います。

 

統合治療、オルタナティブ、ホリスティック医療。身体や意識を扱うこの不思議なワークは、自分という存在を超えて、人間性に対する理解を日々更新していくものであるように思います。それが科学技術の進歩とは別のベクトルの人間性回復に繋がる大きな気づきを伴っているものだと僕には感じます。

 

 

ロルフィングは、ロルファーになって5年経っても未だに不思議です。セッションで何が起きるかわかりません。ひとりひとりの違った体験。 

 

確かなこと

 

 

出会ったり、別れたりしながら、人は生きていきます。

 

確かなことは、今ここに、こころとからだを持って生きていること。

 

生きている感じがしなくなっていたら、

それはこころかからだのいずれかを失っているかも知れません。

 

そのことに気がつけたら、こころとからだ、生き返らせましょう。

 

確かなこと。

 

 

 

 

 

 

10シリーズの感想【Sさん 30代男性、システム企画・設計】

ロルフィングを受けるになった経緯

仕事漬けの生活から体調不良がひどくなり日常生活を送るのにもつらくなっていました。治療を考えたのですが、手術や薬なしで、安全かつ副作用のない治療法はないものか?色々と探していたところ、ロルフィングというのがあることを知りました。

ロルフィングの10シリーズを受ける前に、試しセッションを1回受けたら劇的に体が楽になりました。統合を目指した充実したセッション内容のロルフィングを受けると更に体の状態が良くなるのでは?という思い、10シリーズを受けることにしました。

 

 

ロルフィングをどう思いますか?

体全体を1つとしながらも体の機能ブロックごとに、ゆるめて、伸ばして、最後に繋げるという合理的でシステマチックで、いかにもアメリカ的なものだと思いました。

私はシステムの仕事をしていますが、私の仕事内容と本質的な部分では似ていると思いました。

 

 

10シリーズの感想

シリーズを全て受け、全体的に体はすごく楽になりました。他の人の感想にも書いてありましたが、すごく効果が感じられたセッションとあまり効果を感じられなかったセッションがありました。自分が意識して弱い・悪いと思っている箇所のワークはすごく効果を感じました。

後半の統合のセッションは効果はあったのかも知れませんが、前半のセッションに比べると私は実感出来たことが少なかったよう感じました。ポストセッションを受ける時はもっと統合ということを実感したいと思っています。 

 

一番印象的なセッション、その理由

10シリーズを受ける前の一番最初に受けたセッションです。電車に乗るのもつらい状況でセッションを受けに行って帰りはかなり楽な状態で帰れるようになったのが衝撃的でした。

 

 

セッション中にあったエピソードを1つ

セッション中のセッション自体の話というよりもロルファーの吉田さんは、広告業界出身という、異色な?経歴をお持ちなので、話題が豊富です。色々な話題で盛り上がり、盛り上がりすぎてセッションの前後で随分と長い時間話をしていたこともあります。

 

 

ロルフィングを受けたことで変化したこと、生活の中で役に立ったこと。

●一番に思うのは、日常生活を送るのが楽になりました。

 

●電車に乗るのもつらい状況から解放され、通常の生活が送れるようになりました。

 

●体の感覚や感受性があがりました。

(私は全身の感覚や統合感よりも、解放された体の特定部分が特に解放された感覚が自分の中では強く感じています。)

 

 

ロルファー吉田について

吉田さんは話好きで、勉強熱心な方だと思いました。ご自身なりの、オリジナルワークを多数開発されていて、毎回楽しみでした。ポストセッションで次回お会いする時には、また新しい解放感や気づきが出来ることを楽しみにしております。

 

ロルフィングの感想・セッション8(30代、俳優)

『下半身の繋がりと統合』

 

これから3回で、今までやって来たセッションを統合していく。

 

まずは立った時の呼吸の状態と座った時の状態で違いがあるかを調べる。

 

僕は立った時よりも座った時の方が呼吸しやすかった。

立った時は呼吸が足の付け根の辺りで止められているような感覚があり、上手く呼吸が出来なかった。

 

『本来は立っている時の方が呼吸しやすいんだけどまだ下半身に何か体が自由になるきっかけがありそうですね、それを今回は探っていきましょう!』と吉田さん。

 

『太ももはどんな感じがしますか?』と聞かれた。言われてみると僕は常に太もものどこかしらが筋肉痛のような筋肉の張りを感じていた。良くランニングなどの運動をしていたのであまり気にしてこなかった。

 

そのことを伝えると

『太ももは、意識で動かせるから、つい使い過ぎちゃうよね。頭で考えて歩こうとすると、どうしても太ももから動こうとしてしまうでしょ?そういう人は太ももに張りを感じることが多いね』と教えてくれた。

 

確かに最近、色んな情報をインプットして自分なりに考えることが多い。考えて動くというのは、動きの中では、体の動きを制限していく動きであること。言葉では分かっていたけど、こうして体で感じながら体験すると、すっとイメージが湧きやすい。

 

左足の方が張りが強く感じたので左足からセッション開始。

 

吉田さんに『ももの力抜いて』と言われるが、どうやって力を抜けば良いのか分からない!

それでもなんとか力を抜いたがまだまだ入っている感覚が残ってる。

施術を進めていくと、セッション中、ももの張りが取れていくことによってどんどん可動域が上がっていく。

 

左足が終わって立ってみる。

 

左足が軽いし歩くと可動域が広くなってるので歩くのが楽になっている。右足が遅れてついて来ているような感覚になる。

 

次に右足。

 

左足同様、力が抜けない。

 

『こんな力を入れて日々を過ごしていたら筋肉痛ぐらいなるよなぁ』と心の中でしみじみ思う。

 

右足も終わって立ってみる。

 

歩いてみると今までの歩き方と違って太ももに負担がかからず歩ける。

 

帰り道、歩いているといつもより太ももに力が入ってないのが分かる。

今までどれだけ無駄な力を使って歩いていたのか…改めて考えさせられた。

 

 

関係性の変化

人間関係の変化をそれぞれが受け取るのは、一般に容易ではありません。その新しい関係性に慣れるまでには様々な葛藤や障害、恐怖が押し寄せて来ることがあるでしょう。

 

例えば「家族」という単位でもこれは同じです。結婚し、まず同居が始まり、そして子供が生まれると関係性が変化します。子供は徐々に成長し、関係性は変化し、やがて巣立っていきますと、また夫婦の関係性は変化します。その間、関係性の間には様々な物語が生まれ、感情を使い、そしてまた新しい関係性が日々作られていく過程を、それぞれが受け止めて変化していくというのが理想的です。しかし現実には、無意識にある役割に没頭してしまって、現実を見なくなってしまったり、関係の固定化により、「こういうものである。」「こういう人である。」という風に決めつけてしまい、自分や家族としての安定を図ります。

 

実は家族関係というのは、精神病理学的に見ても、ものすごく多くの誘導因子を持つ関係と言えます。心理学の話ではないのでここでは割愛しますが、家族関係というのは、身体と同様、一人一人が大切にして欲しい、あなた自身の入れものの一つでもあるのです。

 

もし関係性が変化しても、平和な状況が長く続いた後などは、固定化されたことにも気がつきません。様々なケースがありますが、

例えば、状況の変化を受け止められないケース。関係が無意識化しすぎていいて、次の関係構築がうまく移行できないケース。それぞれが役割に埋没していて、それぞれがすごく我慢をしているケース。それを口に出さないからそのままその状況が続き、病気や心身疾患になってから初めて、感情が語られるケースなど様々なケースがあります。関係性を放置しておくと、中には自分の気持ちを言えなくて、自分からうつ病などの病気になったり、最悪自殺してしまうことさえあります。関係性の違和感が生じたら早めの対処を望ましいです。

 

関係性は、本来流動的で自由なものです。役割があまりにも固定化されすぎていると、知らず知らずに身近な人を追い込んでしまっても気がつけません。コミュニケーションの在り方。なかなか二人だけでは理解できない場合があります。ボディワーカーとして、お二人での相互理解を、ニュートラルな身体感覚から、ニュートラルな関係性を感じ、新しい関係を築いていくというプログラムを作りました。身体感覚から体現していく変化は、関係改善に強力なサポートとして期待しています。

Re:次の時代を、先に生きる

 

 

先人の積み上げを更に上に積み上げていくよりも、これまで常識としていた枠組みの中で葛藤してもがくよりも、全く新しい発想で、自由に考え直して、できること、やりたいことに取り組んでみると、案外うまくいくかもしれません。今の日本に必要なのは、そんな、非常識な人たち。アクティブではあるけど、頑張りすぎない人たち。自分の頭で考えて、自分で行動する人たち。

 

人のことをあれこれ論評したり、管理しようとする無意識を捨て去り、楽しい気持ち、楽しさの連鎖、新しい面白さや、新しい役割を作り続ける人たち。自らもアクトして、自分の人生を歩んでいく人たち。自立した人たちの連鎖。僕が無意識に求め続けてきたことを実践する人たちがいる。この人もその一人だ。

 

かく言う僕も、社会にぶつかり、社会から逃れるように、常識から外れて生きてきたけど、新しい仕事を作りながら生きてきたけど、それでも、どうにかなるものだよ、と若い世代には伝えたい。寄らば大樹の陰ならぬ、寄らば自分自身だ。

 

社会に対して極端に共感して、迎合しすぎる必要はないし、決して頑張りすぎる必要はないけど、自分の持てるものは、少しづつ外に出す努力はしないと、いずれ出し方分からなくなるか、自分の中でぐるぐるしてしまうのではないかとは思います。相手が社会でも、その全てに迎合しなくていいし、自分をストレートに出していけばあなたのことを支持していくれる人が思いの外多いと思います。世の中、正攻法の時代です。もしうまくいかない、葛藤があるとしたら、それは、メッセージや在り方が少しズレていて、変えた方がいい時かもしれません。

 

ここに書いてきたことに、気持ちや意識が触れた方には為になる本です。先行きに悩むミドルエイジ以降の方、自分たちの世代の価値観に生きて今を嘆いてないで、自分を開きましょう。科学技術や医療の進歩で人生も長くなりました。人生100年時代には、新しい、心と体が必要です。そんな在り方にシフト出来れば100年生きていけます。2017年。今の時代、人生に迷ったら参考にすべくは、記憶や歴史や先人ではなくて、若い世代との交流の中にヒントがあると思います。

ニュートラルな気持ちで、心開いて接してみてださい。心を開くと何か新しいものが見えてきます。

 

さて、体のRe、したくなったら、ロルフィングです。 

 

 

本の紹介

 

もう、やめよう。できもしない成長を目指す、無理ながんばりをやめて、幸せこそを目指そう。経済成長なんてクソ喰らえ。その神話から、イデオロギーから脱出しよう。

今までの暮らしを、Re Lifeし、働き方を、Re Workし、人生を、Re designする時が来ている。ただ消耗させられる「消費者」から、仕事も、食べ物も、住まいも、エネルギーも自ら創り上げる「クリエイター」へ。 

次の時代を、先に生き始める君が、今迷う誰かの未来になる。時代を変えてゆく一人になる。「減速して自由に生きる ダウンシフターズ」の髙坂勝が送る、新たな経済と人生の教科書となる1冊。

LIFE SIFT

仕事、夫婦関係、人生、健康、対人関係など、最近自分で感じていて、取り組んだり、してきたことの1つ、人生100年時代の・・・ことが、ナントこの本に書いてあった。(8割型載ってるな、笑)

アメリカ人が書いたものなので、少しづつ発想が違うし、日本だとまた別の大切なアングルがある気がしますが、全体性を持つ意味でもビジョンを持つ上でもまとまった良い本だと思います。AI、IoTとか、少子高齢化、漠然とした不安を無意識に感じている方には、ああなんとなく方向性や全体性が見えてくるのでオススメしておきます。

 

日本の老人ホーム現状や教育の現場をみたり、一般的な社会人の息苦しさや閉塞感を見ていると、どうも日本人は100年時代の在り方にはなってきてない気がしていて、また長生きしたくないと、公言する人も若い人も多く、さてどうしたものだろうかと思っていた次第です。この本の中でも、健康とか、長生きとか当たり前のように書かれているけど、心身のバランスなき健康は、真の健康とは言えない気がします。何を持って健康と言えるのか、今後も考えて生きたいと思います。

 

それにしてもアメリカ人の発想というのは、何事もこうもざっくりと現実をメスを入れ、リ・クリエイトしていけるのか。同じくアメリカ生まれのロルフィングにも同じような傾向があるのかもしれません。

 

内容

教育→仕事→引退という3ステージで、レールの上を歩くような生き方はなくなっていき、今後は多様性のあるマルチステージに突入していく……。

その時に必要なのは有形資産(金銭や不動産など)ではなく、無形資産であるスキルと知識(生産性資産)、健康(活力資産)、自分理解と人的ネットワーク(変形資産)だ! 

 

●人生はより長く、健康になる。

●エクスプローラー、インディペンデント・プロデューサー、ポートフォリオ・ワーカーという新しいステージが出現する。

●スキル、知識、仲間、評判、健康、生活、友人関係、アイデンティティ、人的ネットワーク、オープンな姿勢が大事

●労働市場に存在する職種は、これから数十年で大きく入れ替わる。

●100歳になった自分がいまの自分をどう見るかを考える。

●男女の役割分担が変わる。質の高いパートナー関係が必要になる。

●数十年単位での役割の調整が必要。高度な信頼関係と徹底した計画が不可欠。

●各人のアイデンティティが変わっていく。 

外国人、増加中

さてお恥ずかしながら24才の時の写真です。若い頃はバックパック片手に、世界を放浪しておりました。

 

この写真の場所はエアーズロックに登るすぐ近くのウルルリゾートのバーベキューエリアです。今はどうなのかわかりませんが、世界各国からの旅行者で賑わっていました。酒を飲めばみんな友達、結局この日は朝まで飲み明かし、そのまま、朝の登山に向かったのでした。20代を通じて20数ヶ国、45都市ほど回りました。僕の見てきた人生の前半は、インターナショナルでした。

 

先日行った新宿のゴールデン街の入り口あたりでも、こんな感じで世界各国からの旅行者が飲んでいて、自由な感じでした。昔は特定の店、六本木のような特定の街での風景でしたが、最近は、街のあらゆるところに外国人が溢れています。日本人の既存社会は、ロルフィング的にいうと、構造的、機能的、エネルギー的なワークが必要な気がします。色々な歪みやズレが出てきています。

 

東京は、外国人が増えてますね。政府の計画だと、訪日旅客者数は現在2000万人で、東京オリンピックに向けて4000万人に、2030年に向けて6000万人にするそうです。旅行客だけでなくてレジデンスもかなり増えてます。レジデンスは、現在東京の4%が外国人です。2030年には10%つまり都民の十人に一人が外国人ということになりそうです。さてさて、これからしばらくの間に、東京は様変わりして、東京は外国人だらけになってしまうのでしょうか。参考までに、パリは12%、ニューヨークやロンドンは30%以上が外国人だそうです。ロンドンで生粋のイギリス人の割合が50%を切り45%。いうニュースがありました。世界の大都市の中では中まだまだ東京はインターナショナルではない方なんですね。

 

東京もいずれロンドンやニューヨークのようになってしまうのかな。そうしたら生粋の日本人は、ビジネスマンは除いては、郊外と地方の環境の良いところに移住して、ガーデニングとティータイム、さしずめイギリスのようになっていくのでしょうか。或いは日本人はリタイアせずにずっと働くスタイルを選ぶのか。まだまだ今後の展開次第です。

 

さて東京は如何に。日本社会は何処へ。

 

意識と現実のギャップ

日本の社会は変わって来ています。

変わって来た現実に意識が合わなくて、苦しんだり、迷ったり、閉じこもったりしながら、無意識に全体性を探しているたくさんの人がいる。自分で人生を決めていけばいいのだけど、世間的な常識感に乗っかって安定して来た日本人のメンタリティには、まだまだ通過していかないといけないことがあるのだと思う。これは、経産省若手官僚の有志の方が作った昭和時代と平成時代で現実感がこれだけ変わって来ていることを表している図です。「家族」と「仕事」に関して、どれだけ「普通」が変わって来ているか、を割合で表しています。

 

昭和的な「普通」「常識」をコンプリート(完了)する人は、半数を切ってしまっています。その中で他人との関係性がうまく作れなくなっています。他人と違うことに踏み込めずに、孤立せざるをえない現実が浮き彫りになっています。新しいコミュニティ感覚が必要なことは分かってきているがその方法論でもがいている人たちも多いです。政治、経済、生活、教育、介護、様々な現場で、無意識の常識感と現実とのギャップがうまく対処できてない場面も多いのだと思います。

表現をまだ持ててない人たち。老人とか、子供とか、社会的弱者の在り方をみていると、一番顕著に現れているのかもしれません。現在の日本は豊かだけど、なんとなく感じている日本人の集合的無意識の違和感が蔓延しているのだと思います。

 

安定や表現という、人間の持っている基本的な現れが、意識と現実のギャップが身体に現れています。もはや表現だけとか、安定感だけでは、ダメな時期にきているのだろうな、そんな風にボディワーカーには思えます。ロルフィングではないけれど、統合的な発想や、自分の立ち位置や在り方に自分軸に置いた自分の体現が大事なんだなと思います。

そして社会には、色々な人がいて、ひとりひとりを理解して大事にしていく社会の成立を、日本人の無意識が待ち望んでいる風に感じます。「家族」と「仕事」の在り方での試行錯誤の時代がしばらく続いていくのでしょう。

あなたの今はどこに?、誰と一緒に時間を過ごして?、どうやって生計を立てていきますか?

屋外の可能性

誘われて神宮球場でのヨガのイベントに参加してきた。今日は過去最高らしく1495人が集まった。この人数でのヨガは初めてだ。大勢でのヨガは、スタジオとは違う雰囲気がありる。グラウンドにも入れたし、ちょっとした野外フェス気分。

 

天井のない突き抜ける青い空、頰に当たる風、普段のヨガにはないものだらけ、などなど初体験ヨガだった。他人同士がヨガを通じて集まって、同じ空間を共有している。同じ空を見ている。同じ時間を過ごしている。同じアーサナをしている。体現が重なり合う瞬間。グラウンドと一体になる感覚。屋外ってやっぱり可能性がある。

 

屋外にいるだけで、情報量が多いし、体感として全体性がある。室内にいるということは何かしらの感覚を遮断されている訳で、外に出るだけで、ちょっと気分転換になるし、気分がスッキリするのは、感覚的な取り戻しが行われるのだろう。散歩に出るだけでも随分と気分転換になる。

 

さらにこうした室内、屋外に関わらず、日常的にやっていることを別の場面や環境で行うというのは、脳の違うところを刺激する気がする。脳の違うところを使うというのが脳にはいい刺激となる。室内作業が多くなってしまった現代人には、屋外での活動は、それ自体が刺激的な行動になるのだろう。なんとなく感じる違和感や気だるさは、家で休んでいるよりも、少し外に出た方がスッキリすることがあるのは、脳が健全性を取り戻すからなのだろう。楽をしたがる脳と、折り合いをつけながら自分を生きていくには、やはり体の発想を取り入れるのが良いのだと思う。