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おおきな木

コロナ期になって本をよく読むようになりました。

 

どの位読んでるのかというと、ナント大学生の頃に並ぶ読書量ですから我ながら驚きます。

 

既に50代に入っていますが、

この世界はまだまだ知らないことで一杯です。

 

別に全部を知らなくてもいいですが、

興味のあることは、ちゃんと調べます。

まだまだ興味深いことが世界には沢山あります。

 

さて、昨日、大きな木の下に少女がいる夢を見ました。

夢の話は、またいずれ書くとして、

大きな木のイメージが強い夢でした。

 

 

そう言えば、昔大きな木という本を紹介したことを思い出したので、再掲いたします。

 

 

 

 

 

久しぶりに絵本を読んでみました。

 

幼い男の子が成長し、老人になるまで、温かく見守り続ける1本の木。

木は自分の全てを彼に与えてしまいます。それでも木は幸せでした。

無償の愛が心にしみる村上春樹訳の世界的な名作絵本です。

 

あとがきで村上春樹は、こう投げかけています。

 

 

あなたはこの木に似ているかもしれません。

あなたはこの少年に似ているかもしれません。

それともひょっとして、両方に似ているかもしれません。

あなたは木であり、また少年であるかもしれません。 

あなたがこの物語の中に何を感じるかは、もちろんあなたの自由です。

それをあえて言葉にする必要もありません。

そのために物語というものがあるのです。

物語は人の心を映す自然の鏡のようなものなのです。

 

ということです。

 

 

子供に読み聞かせてやるのに良い本ですね。

え?うちには子供がいないって?

うちの子供は大人になったですって?

 

大丈夫です。

子供は、どこにでもいます。


自分の子供でなくても、友人や親戚、散歩の途中で会った親子連れ。

みな子供です。

でも他人の子供には、今の時代のルールで

接する方が必要です。

それは自分の時代とは少し違うかもしれません。


きっとあなたの中にも、子供時代のあなたが生きています。

心理的な世界ではインナーチャイルドと呼んだりします。


内なる子供。


 

大人になった人の中に、今もいるものです。

全ての人は、元々は子供だったのですから。

 

 

退行催眠的な手法などで、この内なる子供に出会うようなセッションもありますね。



僕のようなボディワークセッションでも必要に応じ意識が深くなると、

インナーチャイルドが出てきてお喋りを始めることがあります。



 

不思議ですが、

そういう潜在的なものも、身体的な意識には含まれるようです。

 

そうすると、

この大きな木が身体みたいなものでしょうかね。

 

大きな木と、あなたとの会話を、僕は録音し、目覚めた自分に伝えます。

僕は目撃者のようなものでしょうか。

 

そんなセッションも、たまにあります。

不思議ですね。