
かつて盛んに議論された地球温暖化ですが、最近では「2025年〜2030年あたりから地球は寒冷化に向かう可能性もある」という説を耳にするようになりました。全く逆の主張に戸惑うかもしれませんが、冷静に考えると、これらは異なる視点から語られていることが見えてきます。
地球温暖化は、主に人間の活動による二酸化炭素の増加が原因で、温室効果によって地球の平均気温が上昇しているというものです(都市部のヒートアイランド現象は温暖化とは別物ですが、混同されがちです。都心の夜が暑いのは今後も続きそうですね)。これは現代の環境問題として、多くの科学者が指摘していることです。
一方、地球の寒冷化は、地球の長い歴史の中で繰り返されてきた温暖期と寒冷期のサイクルに基づいています。太陽の活動(太陽黒点数との相関関係が指摘されています)なども影響し、そろそろ寒冷期へ向かう傾向が出てきているという見方もあります。これは、人間の健康と同じように、地球にもリズムがあり、その範囲での変動だという考え方です。
どちらのシナリオにせよ、私たちの文明や社会システムにとっては、大きな負荷やストレスとなることには変わりありません。国や人種を超えて協力し合わなければ、大きなカタストロフに繋がる可能性も考えられます。もしかしたら、これは私たち人間の生き方や文明のあり方を見つめ直し、方向性を変えるきっかけになるかもしれませんね。特に、寒冷化は食料生産に大きな影響を及ぼす可能性があり、より困難な状況を生むかもしれません。
どのような変化が訪れても、大切なのは私たち自身の調整力、適応力、免疫力を高め、心身ともに備えておくことです。身体も意識も全体的に使える「統合」の状態へシフトしていくことが、きっと役立つでしょう。みんなが地球のサイクルと調和していくことで、もしかしたら地球の機嫌も変わるかもしれません。地球さん、私たち人間がエゴを浄化する間、どうかお手柔らかに、と願うばかりです。