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自己組織化

ボディワーク以外の分野の方と話ししていて度々出てくる言葉で自己組織化(self-organization)

という言葉があります。

 

自律的に秩序を持つ構造を作り出す現象のことです。自己組織化は、幾何学的な形状を持つ雪の結晶の成長、孔雀の羽に浮かび上がるフォトニック結晶構造に由来する模様、シマウマのゼブラ模様、心臓の鼓動など様々な自然現象の中にも見出すことができます。

 

生物の細胞がDNAを設計図として機能を持った組織を作り出す現象も、極めて高度な自己組織化の結果と考えられています。

 

さらに思考や学習に伴って脳内などで起こる神経回路の構築も、自己組織化の一つで、脳をモデルにした自己組織化写像が研究されています。

 

 

日々セッションをしていて、体が変化していく様子に、自分でも不思議に思うことも多く、実は体をニュートラルに戻すのも、この自己組織化も関係しているのではないかと考えています。自然状態に戻ろうとする体本来の性質を利用してアプローチしているような気がします。

 

ロルフィングでは、身体が本来あるべき、重力と調和した状態へと体を再構築して感じです。それぞれの構造、機能、バランスがニュートラルになっていきます。