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一番やりたいことは何?

さて少し大きな時間で俯瞰してみると、言語が生まれたのは35000年前。文字が生まれたのが8000年前、そして心なるものを誕生させたのは5000年前ではないかと言われています。

 

 

そして現実空間の比喩により、「心の空間」を広げそこに自己意識が生まれ、農耕社会の成立と言語の発達、さらに社会環境の混乱により、今から3000年前に今の我々の意識らしいものは誕生したらしいのです。

 

なので縄文人と我々は少し違う心のようです。大脳辺縁系や脳幹の太古の心を覚醒させ、小脳の身体固有感覚を活性化させ、右脳と左脳をバランスよく使う、そんな脳の在り方が見え隠れしています。

 

 

今から400年前に、意識は、無意識を開拓し始めた。この辺りを説明が長くなるので割愛しますが、近代に始まるこの流れのクライマックスが、超意識化社会というのが現代社会だという風に思います。

この超意識化社会において、様々な脳の状態の人が出てき出しているような気がします。

 

思えば現代社会、特に先進国では、言語がたくさん囲まれた意識化しすぎた社会に適合できなくなったものは、病気という判定をし社会から排除してきました。言語、そして転化した経済そしてコンピュータを取り込み、イメージや印象を飲み込み、記号、言語、システム化された超意識化文化を突き進む現代社会であります。AI,IoT時代を迎え、近未来の世界や社会が少しづつ見え始めました。我々の意識、脳、身体、社会、地球が動きはじめています。

 

さて自分の話で恐縮ですが、この辺りは、古くは学生時代の研究テーマであったのです。そして体現系としての、マスイメージ、社会心理学など学び、広告業界へと進んできたわけです。広告表現における差別化、記号化、ブランディングなどの海を渡ってきて、気がつけば、マスコミの一角で、制作作業をし、忙しさの中、現在の情報環境に、どっぷり自分もハマっておりました。デジタルな環境に体は悲鳴をあげ、運動に精を出し。今から10年前にロルフィングに出会い、目が覚めてボディワーカーを目指しました。デジタルからアナログへの反転みたいな感じです。体が目覚め、脳が目覚め、心が目覚め、全体性のある自分に戻って参りました。長い旅でした(笑)

 

『自分に何ができるか?じゃなく、自分に何が合うじゃなく、本当に心が一番選びたいことを選んでいるかってことだろう?』って「UVERworld」は歌いますが、本当に、自分で選んでいくことが大事な時代になってきたんだなと思います。言葉の中から選ぶのでなく、魂の叫びを感じているかってことかもしれません。