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パッシブスキル

パッシブスキルという言葉を聞いたことありますか?

 

パッシブスキルとは、ゲーム用語で、RPGなどキャラが独自に持っているスキルのことをいいます。パッシブスキルは、とくに何かをする必要はなく、バトルに参加しただけ、またある特定条件付きで、スキルが発動します。

 

自分で何かを起動するわけでなく、ある特定条件で起動するスキル。つまり無意識化されたキャラ特有のスキルなんですね。

 

これは、実はゲームのキャラだけでなく人間にもあるのです。ただし特定条件や、バトルフィールドにいかないので発動してない、いわば潜在している能力です。

 

身体統合が進むということは、この特定条件を整えることでもあります。そうすると、それまで潜在していたパッシブスキルが起動してきます。意識しないで出てくるのです。意識して出来てもそれはそれで努力なのですが、無意識に出てくるとなると、なんて、楽で、自由な身体だ。ということになります。

 

ゲームに登場するキャラクターデザイン、背景、世界観、道具、関係性、物語。バーチャルな世界に反映しているのか、既に我々自体がゲーム的な世界に生きているのか、わからなくなりそうですが、現実に生きる身体には、パッシブスキルが必ずあります。そして固有のスキルもあります。

 

なお、パッシブというのは、アクティブの反対です。受け身、消極的、受動態のという意味です。アクティブ優位な時代ではありますが、身体には、アクティブ性、パッシブ性、両方あります。パッシブスキルの表出は、あなたの身体や意識のまだ見ぬスキルを導き出してくれるものです。自分を全部受け取りましょう。

 

 

今日の話は少し無理やりっぽい印象もありますが、人間が生み出すものは、どれも、人間の身体や意識を参照に導き出しているのだなと思いました。思い返せばゲーム業界には制作者時代、本当にお世話になりました。当時なんどもインタビューを取らせていただいたクリエイターの皆さんのその後の活躍をニュースで見ながら、ロルフィングに励むロルファーでした。