都市の緑

都心部にいると、明らかに高いビルが増えた気がします。昔は西新宿とか、サンシャイン60とか、東京タワーとか。地震国ニッポンの高層ビルは、たかが知れてました。初めてニューヨークに行ったのは、911テロの前、もう20年以上前ですが、イーストリバーを挟んで見るマンハッタンの高層ビル群の眺めにビックリし、写真を取りながら恐れ慄いたものです。

 

ニューヨークも色々変容を繰り返していますね。その当時はニューヨークのイメージもちょっと危険な香りもしていたのです。「ちょい悪」な感じでしょうか。「ちょい悪」は、ちょっと惹かれてしまう、そんな時代もありましたね。

 

そしてニューヨークの風景でもう1つ驚いたのは、セントラルパークです。この写真の真ん中あたりにある四角い緑地帯、都市公園です。そんな大きさの公園はみたことなかったです。

 

 

参考までに、東京の代々木公園あたりと比較してみると、こんな大きさになります。

 

 

でも代々木公園、明治神宮、新宿御苑、神宮外苑あたりまで全部繋げると、同じ大きさ位になるんでしょうかね。

 

都市には公園が必要です。特に高層化していくなら余計に都市公園との親和性があった方が良いと思います。時間が空いたら公園に出かけましょう。都市型の公園は、色々洗練されて来ていて、郊外とは違う楽しさがあります。そしてコンクリートを外れると、足が、体が喜びますね。


 


さて、先ほど取り上げた新宿御苑ですが、今年200円から500円に値上げになりました。値上げにクレームも多いそうですが、先日取り上げた年間パスポートというのが新宿御苑にもあり、これは前のまま2000円です。季節ごと年に4度行けば元が取れますし、今回の値上げにより16:30という信じられない閉園時間から、1時間遅くなり17:30まで開園、夏休みは18:30まで伸びました。

 

園内設備も徐々にリニューアル整備されつつあり、良かったような気がします。僕は年に4度以上行きますが、こんな都心の貴重な緑地が、なぜか外国人の方が多い位になっています。(日本人は働いているのかな。)集中しすぎた意識や近すぎた視線を緩めてくれる貴重な緑ですので、皆で大切に使いましょう。

 

緑の中にいると、ちょっと話す会話も変わってきますよ。ということで、今日のご紹介は、営業時間の延びた新宿御苑でした。