元に戻ることはない

こんばんは。withコロナ時代、元の生活に戻るのではなく新しい生活様式が推奨されています。


リンクした動画はネットにあったテンセグリティ構造で作ったタワーの動画です。

 

テンセグリティ(tensegrity)とは、バックミンスター・フラーにより提唱された概念で、Tension(張力)とIntegrity(統合)の造語です。張力のバランスによって互いに支え合っているそのモデルが色々と出されていて、これもその一つです。

 

あくまでモデルですが、


体は、筋膜体系によるこのテンセグリティ構造にように、様々な部位が関連して、複雑にバランスを取り合っています。このバランスが悪いために、体が歪んでしまったり、姿勢が悪くなってしまっている。固まってしまっている。


そんなケースも多いのです。そのため、緩めたり、伸ばしたり、繋げ直したりしながら、バランスを取り直してやったり、動きの幅をつけたり、知覚的に空間認識力を高めたり、しながら、使いやすい身体、楽な身体を実現していこうとするのも、ロルフィングを受ける動機の一つです。人生が長くなっていますので、健康寿命を伸ばす意味でも人生中ごろでの10シリーズをお勧めしています。


 

 

さて、元に戻りますか?と聞く方がいらっしゃいますが、新しい歪みやバランスの悪さが生まれることは前の身体に戻ってしまうことは基本的にはないと思います。(求めている身体の機能性、統合のグレードは、個人差、認識差があります。その方のからだ、体感に合わせたシリーズを組んでいきます。)



自分のまっすぐ、楽な姿勢を感じる自分で確認して、楽な姿勢を自覚(体感)して貰う貰う、そんな時間も10シリーズの中には、何度も出てきます。

 

しりで取り組むのは、認識も、体現も、何度か、ベクトルを変えて、、感じていかないとテンセグリティの構造に響いていかないということです。(例えば深層の構造体、組織にはセッション4から取りかかります。)


施術し、感じて、気づいて、自覚し、新しい姿勢を自分に取り入れて貰う経験をするために、シリーズ化し取り組んでいきます。不調和や痛いところを直しているだけではありません。一人でのトレーニングでは、気が付かない部分や、バランスをとる力を増やしていく、自分の身体スキルにつけていく、そんな意識も身につけて、セルフコントロールできる幅を増やしていく、身体に自信を持って貰う、そんな機会でもあります。



さてあなたはどんなバランスの身体でしょうか。セッションでは、最初はボディリーディングという、身体を多元的にみて、バランス分析するところから入ります。