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ディスチャージ

こんばんは。

 

セッション中には、色々なことがおきますが、その一つにディスチャージというのがあります。

 

ディスチャージ?あまり聞いたことのない言葉かも知れません。チャージ、充電するとか、エネルギーを溜めるとかの逆の言葉で、発射、 放出、 流量、 放電、 排出、 また抜染(ぬきぞめ)などの意味があるそうです。言葉で見ていくと面白いですね。でも、エネルギーには色々なものがありますので、こうして言葉で見ていくとなるほどなと思うこともあります。中にはエネルギーを溜め込み過ぎて、過充電のような状況になっていて身体的な違和感がある人もいるのです。その場合はディスチャージが必要と言えます。

 

言葉で表現するのは本当に難しいのですが、具体的にどんなことかというと、それは、涙だったり、声だったり、行動だったり、昔の記憶だったり、少し潜在していた意識の中間領域にあるイメージだったり、トラウマ的な出来事だったり、気づきだったり、実にさまざまです。ロルフィングは、必ずしもディスチャージの為に行うものではけしてありませんが、エネルギー的なワークを行う場合もあります。

 

どんな時に起きやすいかというと、セッションが進み関係性がある程度打ち解けてきた時、或いはセッション中に少し深いワークに入った時など、またムーブメントで、初めてする新しい体の動かし方に触発されて出てくることが多いです。ディスチャージが起きるのは、体の中の何かしら固めていたものが外に出てくる時に起こるもの。ブロック、代償行為やトラウマなど、何かしら固めていた、留めていたものが放出されるもの、その無意識下の関係性に内在していたイメージや文脈が新しい動きの獲得と共に発露してきたものでしょうか。 

 

自分自身では出せなかったものが外に出てくるわけで、気分的にはスッキリしていい気分、感情になることが多いです。本人も思いがけないことが多く、しかも他人の前で起こったことに本人はビックリすることもあります。また一度に出過ぎてしまうとまた元に戻ることもあり、少しづつプロセスを踏んで出していくことが大切といえます。その為、メンタル的な葛藤のセッションでは、プロセスを踏んで行くために、アウェアネスコースでのセッションをお勧めしています。