ライオンの顔 「ロルフィングを知ってから、実際にその扉を叩くまで、私には7年の月日が必要でした。」

 

ロルフィングを知ったのはいつだろう? ロルファーになってから、そんなことを考えたことがあった。

そしたら、「ライオンの顔」が浮かんだ。

それは新潮社から出ていた森羅万象をテーマにした「SINRA(シンラ)」という雑誌の2000年4月号の表紙。僕がロルフィングを知ったのは、この雑誌に掲載されていた記事である。

詩人・田中章義さんによる「21世紀のヒーリング探検」の第1回で、ロルファーの田畑浩良さんを訪ねる記事。文章が素晴らしかったのもあるが、当時の僕は何度も読み返した。

僕の記憶には、「ロルフィング」「田畑さんのワークの姿」「ライオンの顔」がセットでメモリーされた。この時はまだ、世の中にそんなものがあるんだな、という認識でしかなかった。

 

その後、雑誌を処分し、雑誌自体も休刊してしまったが、「ライオンの顔」だけはその後何年も、映像として記憶され続けた。

無意識的にはずっと気になっていた。 ロルファーになってからムクムクと意識にライオンがちらつきだし、僕は無意識的にライオンを探していた。

最近になって、このライオンの顔を偶然ネットで見つけた!衝撃と懐かしさが押し寄せた。それは、あの田畑さんのサイト内にあったのだ。

興味がある方は読んでみてください。ロルフィングの魅力溢れる文章です。12年前の僕を引きつけた文章を、今でも読むことが可能です。

 

 

次にライオンの顔が出てくるのは2003年。本棚からその雑誌を引っ張り出し、ペラペラと興味深く読んだ。しかし、そこでも僕はロルフィングを受けには行っていない。

今、ロルフィングに興味を持つ方も、こんな感想を思うかもしれない。 「10回も行かないといけないのか」「料金も高いな」

当時の僕もそうだった。整体やマッサージすら受けたことのなかった私にとって、ロルフィングはとてつもなく敷居の高いものだった。

結局、僕がロルフィングを受けたのは、それから更に4年後の2007年。 知ってから実に7年の歳月が経過していた。

 

 

それはロルフィングに対する興味というよりは、僕側の変化によるものだった。

誰かの言葉を思い出す。 「必要なものは、必要な時に、自分の目の前にやってくる。」

ロルフィングは、そんな風に僕の人生にリアルになって近づいてきたのである。 寝ていたライオンが起き上がって、顔を上げてゆっくりと歩み始めたように。

 


 

ロルフィングという未知の世界を知ってから、実際にその扉を叩くまで、私には7年の月日が必要でした。

今、このブログを読んでいるあなたも、かつての私のように「何か」を感じながらも、まだその時ではないと感じているかもしれません。

「10回も通うのか」「自分に変化が起こるのだろうか」

そんな迷いも、あなたの身体が目覚めるための大切なプロセスなのだと思います。無理に急ぐ必要はありません。意識の下で眠っているライオンが、ふと顔を上げたその時こそが、あなたにとっての「最良のタイミング」だからです。

もし、あなたの中のライオンが今、ゆっくりと歩き始めようとしているのなら。 その一歩を、ご一緒できる日を楽しみに待っています。

 

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P.S. 7年の「待ち時間」に、僕が寄り添っていたもの。

  • ライオンが目覚めるのを待っていた間、僕の感性を支えてくれた本があります。 人生の「前兆」の見つけ方を教えてくれた、大切な一冊です。