10年以上続けていたヨガを、コロナ禍をきっかけに一度お休みした時期がありました。
当時の私にとって「太陽礼拝を手放す」というのは、大げさに言えばちょっとした事件でした。
2023年4月13日執筆、2026年3月追記
ヨガから離れ、少し生活習慣が変わった頃に健康診断へ行ったところ、なんとここ数年で一番良い数値が出ていたのです。お医者さんからも「健康ですね」とお墨付きをもらい、「そういうものか」と納得する自分がいる一方で、「ヨガをやっていた頃の方が、感覚的にはもっと健康的だったな」と思う自分もいました。
これまで当たり前のように続けてきたことを、一度手放してみる。
それは、自分の身体や習慣を客観視するための、とても大切な経験でした。
ルーティンからの脱却と、アウェアネス(気づき)
ヨガのレッスンでは、これまでたくさんの個性豊かで素敵な先生に出会ってきました。特に印象深かったのは、あるインストラクターのレッスンです。
その方のクラスは、お決まりのルーティンに入っても、プロセスの導き方が全く異なりました。動きを「無意識の自動運転」でこなすことができず、今この瞬間の身体をよく観て、深く集中していないとついていけないのです。
それまで私のなかで、太陽礼拝は良くも悪くも無意識にルーティン化され、自動で動けるようになっていました。しかしそのレッスンでは、自動化して動かなくなっていた身体の細部までが、ふたたび呼び起こされるような体感がありました。
無意識に行われている姿勢のクセや、空間認識の制限。それを少し外してあげるだけで、人間の身体は自ら調整をはじめ、新たな身体性の広がりを表現してくれます。
新たなアプローチを経て、低燃費な自分へ
ヨガをお休みしている間、ただ立ち止まっていたわけではありません。フランクリンメソッドを通じて身体の機能的な構造を再学習したり、IAP呼吸法(腹圧呼吸)を取り入れてコアの安定を意識してみたりと、別のアプローチから自分の身体を最適化してきました。そして、私自身が太陽礼拝とふたたび「出会い直そう」とするまで待ち続けたのです。そして最適な時はやってきました。
新しいルーティンは、以前に比べると少し物足りないくらい低燃費ですが、笑。でもそれは、自分自身の「待機電力」が減り、余計な摩擦がなくなったということ。以前のような「頑張っている実感」はないけれど、今の静かな身体で、もう一度太陽礼拝に出会い直してみたい。と思うようになったのでした。以前のような「頑張っている実感」はないけれど、今の静かな身体で一度手放したからこそ見えてくる、まっさらな自分と再会したのです。
【追記】
私は現在、こうした「身体との出会い直し」をテーマにした身体サポートツール、セッションも提供しています。かつてのルーティンに違和感がある方や、もっと低燃費で心地よい身体を手に入れたい方。 あなたも、今の自分に最適な身体のあり方と「出会い直し」をしてみませんか?
あなたの身体が本来持っている機能美を引き出し、今の自分に最適な状態へと「出会い直す」プロセスをサポートします。
