
遅めの昼時、ふと立ち寄ったお寿司屋さん。店内に飾られた古く味のある鬼の絵に目が留まりました。気になって大将に尋ねてみると、「これは大津絵というものだよ」と教えてくれました。
そこから話は広がり、大津絵が江戸時代に旅人たちのお土産として人気だったこと、さらには日本民藝館、棟方志功、魯山人、サントリー美術館の話へと広がっていきました。偶然の出会いから、まさか昼間からアート談義に花を咲かせることになるとは!
「今度27日にアートイベントがあるんだ。もしよかったら、その後にでもまた話そうか」
そんな言葉で、初対面にも関わらず再会の約束を交わし、店を後にしました。ほんの少しの勇気とオープンマインドが、いつもの日常に新しいつながりを運んできてくれたのです。
この出来事を通して、私はふとした出会いの大切さを改めて実感しました。何気ない好奇心から始まった会話が、思わぬ世界へと私たちを連れて行ってくれる。そんなハプニングを楽しむ心持ちが、人生をより豊かにしてくれるのだと思います。
見知らぬ人との会話を恐れず、一歩踏み出してみる。そうすれば、きっとまた新たなつながりが生まれるはずです。あなたも、日常の小さな出会いに、心をオープンにしてみてはいかがですか?