ロルフィングとは?

ロルフィング(Rolfing®)とは、アメリカの生化学者、アイダ・ロルフによって創始されたボディーワークである。構造的身体統合(Structural Integration)と呼ばれる身体再教育プログラムの一つです。

人間の体は結合組織のネットワーク(骨、軟骨、靭帯、腱、筋膜など)によって基本的な構造の枠組みが作られています。人間が動きを特に意識せずに生活していると知らぬ間に偏った動きになり、結合組織のネットワークが偏って固まってしまいます。ロルフィングではそのような偏りを調整することによって身体のバランスを回復することができます。

 

バランスのとれた身体とは重力と調和した体である。頭頂、耳、肩、肋骨、骨盤、脚のパーツが垂直に並び、重力が身体の中心を通る姿勢、上下、左右、前後、360度開いた各パーツ同士が繋がり,連携のとれた動きが引き出されることが重要です。

 

ロルフィングの特徴のひとつは筋膜へのアプローチが中心となっていることです。筋肉や骨よりも、それらを包んでいる筋膜をリリース、区別化、統合化するは、痛みや不快な症状を一時的に取り除くだけの対症療法ではなく、その原因となる身体の構造(姿勢や体型、体の軸を作る)や、機能(動作や行動パターン、動きのクセを外す)の偏りなどを根本から修正することができ、より若々しく健康な状態を持続・向上できるようになるのです。肩こりや腰痛など、不快な症状に焦点をあてすぎるのではなく、一人の人間としてのからだ全体のつながりを注目していきます。


ロルフィングでは、何を目指しているか?

ロルフィングでは、体の軸の感覚を育て、体のバランス感覚を根底から変化させていきます。そのため、様々なスポーツや格闘技、身体技法、ダンス、ヨガ、ピラティス、さらには演劇や、声楽、音楽などで身体的表現の、パフォーマンスが大きく向上します。また怪我などの予防、早期回復、リハビリテーションにも効果的です。体における一番適切なj方たいを引き出してくるボディワークです。

 

アメリカやブラジルなどロルフィング先進国では、日本より2、30年前からロルフィングが取り入れられてきました。対象は、あらゆる世代、老若男女に及んでいます。

 

腰痛や膝痛などの慢性的な症状に苦しむ人々だけでなく、人生をより快適に暮らしたいと願う一般の方から、多くのプロスポーツ選手、ダンサー、俳優、演奏家などから高い評価を受けてきました。最近は、対象は、身体的な症状を抱える心身疾患の方、発達障害、子供の運動指導、予防医学との連携までロルフィングの幅が広がってきています。

 

もしも、あなたが腰痛や肩こり、頭痛などの違和感や痛みの解消をロルフィングの目的にしたとしても、多分ロルフィングの効果は、統合的な全体性のセッションシリーズである10セッションを受けた場合、その効果は、自分が想定していた以上のものになると思います。なぜかというと、その気になっている部分だけでなく、ロルフィングの効果は、身体全体の向上に結びつくからです。具体的にいうと、例えば、家事をする時の姿勢、立ち方、歩き方、呼吸、生活や仕事、運動をする時など、体を使う行動の全てが、変化することになります。

 

ロルフィングのゴールは、からだ全体がバランスを取り戻すことです。体に眠っていた可能性をひらき、人間としてより快適で満足の行く状態の体になっていくことです。あるクライアントの言葉を引用します。

 

『自分の内側にいるもう一人の大きな自分がいて、体はその人の住む家で、

その人が自分を大丈夫だと言ってくれたような感じがしました。』(30代・女性)

 

あなたを一番近くで支えてくれるのは体です。あなた最大の協力者である体に、一番心地よくいてもらうこと。

これがロルフィングの目指すところです。


筋膜とは何か?

筋膜とは、身体中に張り巡らされている白い薄い繊維状の膜です。
英語のfasciaを筋膜と訳しているため誤解されがちですが、筋肉だけを包む膜だけが筋膜でなく、英語の connective tissue(膜状の結合組織)を含めて、筋膜というものの全体像となります。結合組織の膜と捉えると、人体や間接包、臓器、支帯、脊髄硬膜、大脳鎌、小脳テントなどの組織を含みます。
世の中一般にいう、筋膜リリースというのは、主に筋肉の周りの膜や、一部表層筋膜を緩めることを指します。ロルフィングでは、この結合組織の域での膜の全てを扱ってセッションを進めています。だから楽になる。ほぐれる以外の効果がロルフィングでは出てきます。(参照トップページ。)

どの筋膜体系を意識してどんなセッションをしているかはロルファーにより見解やセッション内容が異なります。私の場合は、体のことは体だけでは成り立ってなく、心理面含めて、体と心両面から捉えてロルフィングを行なっていくというのが私のセッションです。

 

 

 

エアリアル スタジオWeBA
写真提供:スタジオWeBA

tissueというのは、最近だとエアリアルの時に使うカーテンみたいなのもtissueと言いますね。あとティッシュペーパーもティッシュ一緒のスペルです。イメージでいうと、膜状のものが重なり合っている、あるいは結合しているもの。そんなイメージです。また余談ですが、筋膜というのは、コラーゲン、エラスティン繊維でできています。刺激すると色々といいことがあります。

 

筋膜ということで覚えておいて欲しいのは、かなり広範囲で、体全体に影響を与えるものだということ。この広い意味での筋膜は、骨、内臓器官、血管、神経など身体のあらゆる構成要素を包み込み、それぞれの場所に適正に位置するよう支えています。

歪みというのは、実は筋膜の歪みであって、すごく単純に考えると、背骨がとか、筋肉のコリとか、思いがちですが、深い意味での細かいレベルで歪みが表層からそして深層の筋膜に及んで存在しているということです。私たちの体は、全身が筋膜という膜で中身を傷つけないように、関係性を保つ感じで包まれているのです。ロルフィングを受けると、今まで起きなかった変化や、他の施術にない効果が出ることがあるのは、こうした表層から深層、身体中に影響を与えている部分を扱っているということがあります。



呼吸。姿勢。動き。体に軸を作り安定感ある身体へ。

全身を繋いでいる体筋膜層の働きかけ、呼吸や筋肉が本来持っている自然な体の力を引き出し、体の癖やボデーイメージを変化させて、安定感や調整力のある使いやすい、バランスのとれた体を作っていきます。体での統合は、交感神経のバランスも安定してくるので、メンタル面での安定にも繋がります。

 

現代の都市生活では、様々な身体的・精神的ストレスによって、体の健全性、統合力が失われがちです。特に長年のゆがみや癖は、体の構造自体にも影響を与えています。こうしたゆがみ体質は、腰痛や肩こり違和感、など身体のトラブルに繋がっていて体の違和感や不調に繋がっています。ロルフィングは、重力との調和を取り戻し、人間の身体が本来持っている体の軸(ライン)を取り戻すためのプログラムです。軸が安定するとこれまで発揮して来なかった潜在力や自然な治癒力を引き出します。通い続けるのではなく、10シリーズを一生に一度受けるだけでもその後の身体との関係が大きく変わってきます。

 

ヨガやピラティスの先生やダンサーの方、体で表現している方から支持されているのは、全ての身体的な動きの基本となる部分をニュートラルに戻しているからです。あなたの動きの軸を感じて新しいあなたの動きを手にしてみましょう。

 

ロルフィングは、マッサージなどのリラクゼーションの為の施術とも、治療のための医療、整体などの技術とも違う方法で体を変化させていきます。その方法は人間存在全体を一つのものとしてとらえ、その調和を促していく『統合』というプロセスからアプローチしていきます。

 


セッションの基本的な流れ

(ロルフィングセッションの場合)

  

1.ヒアリング、ボディリーディング

セッションルームにて、立ち姿勢、歩行など簡単な動きをして頂いてお体の状態を確認します。何かからだの気になることがあれば何でもお伝え下さい。

※通常ロルフィングでは写真でビフォーアフターを確認してもらっています。写真撮影をご希望されない場合は施術前にお申し出下さい。

   

2 導入

まずロルフィングの効果を最大限に引き出すために、リズムを整え、体を緩めていきます。普段気がつかない体の緊張を解き、自分の体の感覚を高めます。

 

3.その日のテーマセッション

その日のテーマに沿った体の部位や連携や関係性の向上の為、筋膜や筋肉、腱、靭帯、骨、関節の状態を整えていきます。施術タッチは一人ひとりに合わせて行い、基本的に「心地よい」あるい「開放感」の範囲でおこなわれます。体のポジションは、仰向け、横向き、うつ伏せ、あるいはイス、立った状態など、セッションによって変わります。

  

4.統合ワーク、トラッキング

今日したワークを体に定着させていきます

またバランス調整し、体の動きに合うように調整していきます。

 

5.ボディリーディング、確認

 その日のセッションのテーマの確認や、発見したこと、起こったこと等を、知覚的に確認していきます。その他確認等。

  

  

※初回セッション時、カウンセリング15分程頂いています。

※施術の際、ロルファーが感じたクライアントのお体の状況や今後の状況をお伝えします。また家で出来る簡単なエクササイズ、ケアのポイントなどアドバイスしていきます。

※セッション全体で75、90、120分です(申し込まれたセッションにより違います。)

お着替え時間やご質問がある場合は多少伸びます。もしご予定などがある場合はセッション開始時にお申し出下さい。


セッションを受ける服装

ロルフィング®を受ける時の服装は、私のセッションでは基本自由です。ゆったりとしたご自身がリラックス出来る服装でお受けください。(例 柔かい素材のタンクトップやTシャツ&スパッツや短パンなど)もし迷われたらお気軽にご相談下さい。


禁忌事項

禁忌事項はこちらをご確認ください→禁忌事項


ロルフィングの受け方

ロルフィングは、基本シリーズは10シリーズという10回で構成されるもので初心者の方はこちらを進めます。(1−3回だけ受けてみたいという方はフリースタイルでお申し込みください。)

また症状や希望により、クラニオや内臓マニュピレーションなどと合わせたシリーズをカスタマイズしています。施術の構成はご本人の希望に合わせて進行していきますので、ご安心ください。