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何もしない贅沢

ロルファーになった頃、10シリーズを終えたお客さまにお配りしていた本です。

 

あくせくと毎日をおくっていると生きることの幸せを見失いかけていることに気がついてくださいという問いかけのような本です。自分を取り戻すため、ゆったりと過ごすためのアイデアが美しい写真とともに紹介されています。

 

 ロルフィングって、

「考える」=頭の中の世界から「感じる」=体の感覚の世界への誘い。

の、ようなものです。

  

 

日常生活や仕事に行き詰まりを感じた時、考えて解決するやり方で現実がうまくいかなくなった時、それは自分を取り戻したいという無意識からのメッセージだと思います。考える中ではなかなか出口が見つからなければ、一度自分の体に聞いてみては如何でしょうか。

  

自分だけの時間を持つシンプルな方法

正式なタイトルだと何もしない贅沢―自分だけの時間を持つシンプルな方法、となっていて、今の時代、改めての大切なことだなと思います。

この中で紹介していることは、ちょっと紹介すると、行き先に最短距離でなく回り道をすること。上手な呼吸について。瞑想への誘い。楽に過ごすひとときについて。一人で過ごすリラックスできることや発想の転換法。昼寝の勧め、などなど。タイトルだけ見ると、ちょっと怠け者で、寝てしまいそうな気もしますが、あくせく働く都市生活を送る人にとっては本当に大切だと思うことが取り上げられています。(ちょっと時代が変わってきたので少し内容を一新したい気がしないでもない。呼吸とかあるし、そのうち書いて見るかもしれません、笑)

 

仕事環境、生活環境でのデジタル環境が増大し、よりストレスフルな社会になった現代人に必要な人間らしさを取り戻す、リセットするためのアイデアが示されています。自分だけの時間もデジタルに過ごしていると、自分では気がつかない間に、自分の知らない自分に変容していることだってありかねないと思います。ノットミー。さてあなたはどんなリセット方をお持ちですか。

 

さてリセットも大事ですが、少しロルフィング的な発想を入れさせていただくと、頑張ってそしてリセットする。という発想に、もう1つニュートラルになるという提案のような発想です。とりあえずいけるところまで頑張る。そして疲れ果ててリセット。というのもいいですが、自分のニュートラル、自分を知っていけば、そんなにリセットしなくてもいい自分自身になっていくニュートラル発想って大事なと思います。

The Art of Doing Nothing

さて、この本は「The Art of Doing Nothing」というのが英語での原題です。

昨今の座禅やマインドフル瞑想の流行りを見るまでもなく、何もしないことや、何も考えないこと。ぼーっとすること、がなかなかできなくなってしまった都市生活ってなんなんだろうって少し思います。情報が多くなり、そして更に情報を手にしようとして常時スマホでSNSに興じているのって、それって仕事だけで疲れている視聴覚系に対して更に刺激し過ぎている意識って、ちょっとバランスよくない、存在としてニュートラルじゃないのかなとちょっと思うボディワーカーです。もっと体に、もっと体を、もっと体と、気にして、戯れて貰いたいと思います。体の声を聞くってやっっぱり大事なことなんだと思います。

 

 

さて最後に。このartという言葉は、英語だと日本語のアートとは少し違う使われ方をします。日本語でアートというと、どうも特定のアート作品制作者を指すことやアーチストというと特定の職業のような印象も受けますが、元々の英語の意味ではもう少し広く、生活の中に、仕事の中に、人生の中のちょっとした工夫やワザみたいな意味で使います。生活にも仕事にももっとたくさんart発想があっていいと思います。ちょっとしたやり方、工夫を凝らしていく、そんな「技法」、artなこころをひとりひとりが持っていけるといいなと思います。TE2ボディワークスのサイトのトップに「Experiencing and Expressing - the Art and Creativity of Your Life -」と書いてありますが、これは、art とcreativityをあなたの人生に!という意味も含めています。