今年はまだプールに行けていませんが、実はこんな素敵なプールがあるんです。

「スイミング・プール」は、私が敬愛するアーティスト、レアンドロ・エルリッヒの代表作の一つで、金沢21世紀美術館に常設展示されています。2014年の個展では、わざわざ金沢まで足を運びました。

エルリッヒの作品は、私たちがどのように物事を捉え、空間と関わり、現実を認識していくのかを探求するものが多く、どれも体験型で、ロルファーとしての私の心を深く惹きつけられます。

下の写真や映像は、その個展で特に印象に残った作品たちです。中でも「見えない庭」という作品は、立つ位置によって見える世界が全く異なる、本当に不思議な体験でした。

その作品を通して、今この瞬間に見えている世界は、自分の立ち位置次第でいかようにも変化するものだと感じました。そして、自らが動き、周りとの関係性を変えることで、現実は変えていくことができるのだということを、改めて教えてもらった気がします。