
若い頃見た印象深い映画。『グラン・ブルー』(Le Grand Bleu)は、フランスとイタリアの合作映画で、フリーダイビングの世界記録に挑む2人のダイバーの物語で、ジャック・マイヨールがそのモデルとなりました。
ジャック・マイヨールはフランスのフリーダイバーです。4歳の時、母親に初めて水との付き合い方を教わり、10歳の時に、佐賀県唐津市の七つ釜で初めてイルカと出会い、その後の人生の原点となる強烈な体験をしました。12歳で一家はフランスのマルセイユに移住。その後、北極圏でイヌイットと暮らすなどコペンハーゲンを起点に旅を繰り返し、自然と共に生きる人間たちの生活を経験しました。その後、フリーダイバーとして世界を舞台に活躍。晩年は日本に住むなど、日本と深い関わりのある人物です。ダイビングの第一線から引退した後は、イルカと人間との共存を強く訴えました。
イルカとの理想的な関係を築いた彼は、人間関係の葛藤の中で精神状態を崩してしまうのですが、人間よりも彼が愛してやまなかったイルカがどれほど素晴らしいかは、彼のみぞ知るのかもしれません。
さて、イルカがどれだけ賢いか?ジャック・マイヨールが魅了されたイルカの驚くべき知能の一端をご紹介しましょう。最近、イルカの賢さを紹介した興味深い映像を見つけましたので、ぜひご覧ください。(日本語字幕付き)
(ここに動画リンクや埋め込みがあれば最適です)
この映像を見ると、イルカは単に友好的なだけでなく、高度な認知能力を持っていることがわかります。彼らは複雑な社会構造を持ち、仲間同士で協力して狩りをしたり、遊びを通して知識や技術を次世代に伝えたりします。また、人間が理解できないほどの繊細なコミュニケーション能力を持ち、音や身振り、そしておそらくは私たちには感知できない方法で情報を共有していると考えられています。自己認識能力を示す実験結果もあり、鏡に映った自分を認識できる動物の一つです。問題解決能力も高く、与えられた課題に対して創意工夫を凝らした行動を見せることもあります。ジャック・マイヨールが、その純粋で賢い存在に深く惹かれたのも頷けます。
人間になりすぎた感じがする人は、是非ロルフィングを、笑。
体の知性の声を聞いてみましょう。