ロルフィングの感想・セッション1(30代、俳優)

ロルフィングの簡単な説明の後、施術へ。

 

今回は『呼吸』。

今まで演技をしてきて呼吸には気を使うようにしていた。緊張すると呼吸が浅くなりイマジネーションが低下してしまうのを感じていたし学んでいたから。

 

なので横隔膜のリラクゼーションやその周辺の筋肉の柔軟性が必要なのは理解していた。でも呼吸は横隔膜だけで行なっているのではなく全身の筋肉に呼吸筋が存在しているのを初めて知った。

 

今まで整体すら行ったことがなくどんなことをされるのかと少し不安の中、ベットに。仰向けの状態で右の肩甲骨周りから背骨の右側と鎖骨の上辺りを軽く触れているぐらいの力で外側に手を移動していく。

 

触れていたのは、感覚的に短い時間だった。

吉田さんが

『体感どうですか?』というので目を開けると自分の体の右側だけ知覚空間の広がりを感じる。

右側だけ広がっているから左側の狭さがより一層強く感じる。

『今までこんな狭い空間で生活してたのか、今までなんて狭い演技をしていたんだ!』

次に左側を施術。

やはり軽く触れているぐらいの力。

そして目を閉じているのに左側の空間が広がっていくのを感じる。

 

目を開けると左側の空間が広がったのはもちろんだけど全体の空間認識が濃くなった感覚になった。

初めての感覚。

そしていつも手を挙げていた時にあった肩口周辺にあった変な詰まりもない。

 

立ち上がるといつもより視界が広くて高い。

身長が伸びたんじゃないかとすら感じる。

帰り道、新しい感覚が楽しくてニヤニヤしている自分。

 

家に帰るといつも座っている椅子の違和感。

クッションの位置がいつもの位置だと違和感がある。

いつもより背筋を伸ばすような姿勢でないとむしろ苦しい。

翌日、朝起きると鎖骨の下辺りが筋肉痛に吉田さんに聞いてみたところ

『胸が開いたことによって普段使っていない筋肉を使ったから』とのこと。

 

新しい発見が体にすぐに出るので面白い。