屋外の可能性

誘われて神宮球場でのヨガのイベントに参加してきた。今日は過去最高らしく1495人が集まった。この人数でのヨガは初めてだ。大勢でのヨガは、スタジオとは違う雰囲気がありる。グラウンドにも入れたし、ちょっとした野外フェス気分。

 

天井のない突き抜ける青い空、頰に当たる風、普段のヨガにはないものだらけ、などなど初体験ヨガだった。他人同士がヨガを通じて集まって、同じ空間を共有している。同じ空を見ている。同じ時間を過ごしている。同じアーサナをしている。体現が重なり合う瞬間。グラウンドと一体になる感覚。屋外ってやっぱり可能性がある。

 

屋外にいるだけで、情報量が多いし、体感として全体性がある。室内にいるということは何かしらの感覚を遮断されている訳で、外に出るだけで、ちょっと気分転換になるし、気分がスッキリするのは、感覚的な取り戻しが行われるのだろう。散歩に出るだけでも随分と気分転換になる。

 

さらにこうした室内、屋外に関わらず、日常的にやっていることを別の場面や環境で行うというのは、脳の違うところを刺激する気がする。脳の違うところを使うというのが脳にはいい刺激となる。室内作業が多くなってしまった現代人には、屋外での活動は、それ自体が刺激的な行動になるのだろう。なんとなく感じる違和感や気だるさは、家で休んでいるよりも、少し外に出た方がスッキリすることがあるのは、脳が健全性を取り戻すからなのだろう。楽をしたがる脳と、折り合いをつけながら自分を生きていくには、やはり体の発想を取り入れるのが良いのだと思う。