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盲点

あまり失敗しない人生を送ってきた方のほうが多いかもしれませんが、人間のなすこと完璧はありません。失敗した経験がないと、つい自分が絶対だと考えてしまいがちです。

 

そういう方は努力もされているので、多分99%失敗しないのでしょう。盲点たるものをなくす為に一生懸命取り組んでいるのだと思います。しかし1%は失敗することあると思います。我々はコンピュータでなく人間ですから。そんな時は、頭が真っ白になったりするかもしれません。想定外。晴天の霹靂。言葉でも色々な言い方がありますね。

 

今目で見ている世界も、どこまで本質を見れているのか実際のところわかりません。個人差はありますが、盲点だらけの世界だと思った方が間違えないです。

 

だって、自分のことは自分で見えないんですから、自分をちゃんと見ている他人の方がほとんどの場合、合ってます。1人でも双方向の関係が出来ていることは、とても大切なことですね。時に厳しいこともあるかもしれませんが、自分の盲点を教えてくれているはずです。

 

全部見えているようですが、脳が補正して見ていますし、そして脳が感じ取り方のマトリックスから見ていますので、実際は現実の10%くらいしか見えてないのかもしれません。だから手品師が存在するのでしょうね。見えてない部分から現実を操作していきます。

 

ロルフィングを受けると、脳のマトリックスが外れますので、盲点が崩れて現実の見え方が変わってきます。知覚というのは、全体ではないのですね、脳が作る幻影やファンタジーが含まれているのです。体が変わると盲点がたくさん見えてきます。

 

脳が見ているので変わったのは世界でなく、脳への情報回路なのですが、脳から見ると、世界が変わったように見えます。反転・逆転で映るのが世界です。自分の盲点に出会いましょう。自分自身の変化、物語は、どんなエンタテインメントよりも楽しいですよ。

 

余談ですが、姉が美容ジャーナリストをしています。以前こんな話を聞いたことがあります。「お化粧する時に、みんな正面を見て化粧するんだけど、実は他人がよく見るのは横顔なので、横顔が大事だよ。」

横顔だったり、後ろ姿だったり。目の前の鏡に写っている以外、自分が見えている範囲以外は、全て自分から見ると盲点です。