もう一度、様々な物質と、いきいきとした会話をはじめよう

新国立競技場の設計で有名な隈研吾さんの展示「くまのもの」を見に行ってきました。様々な物質との新しい関係性へのチャレンジの記録の数々、素敵でした。国立競技場も楽しみになってきました。

 

展示会では、約30 年に及ぶプロジェクトを紹介しながら、対話を重ねてきた素材面に着目し、建築設計やプロダクトデザインなどの蓄積を、時系列ではなく主要なマテリアル(竹、木、紙、石、土など)ごとに分類・整理し、“もの” の開放によって、人の感覚や意識、そして環境を媒介する建築の可能性に迫ります。 

 

 

ちょっとロルフィングに似ている気がします。身体との新しい関係も、すごく分かりやすい部分ありますが、なかなか出会えない身体だってあります。勇気を持つ。諦めない。実際にやってみる。そうしたいくつかのコンテクストが重なった時に、構造や機能が動くこともあります。

 

医学的な意識しか持っていない方には、薬も飲まない、手術もしないで、いい状態に変わることは、一見魔法に感じるでしょうけど、やっていることは意外に単純なことです。

 

会話を試みること、そして試み続けることは、体の中の関係がよくなるキッカケや、解決法になるのだと思います。やっていることは、身体という存在が持ち合わせている全体性に委ねていくことを基本としています。