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施術でなくセッションと呼んでいるのは、対話的な施術であることでもあります。身体との対話、意識との対話、無意識との対話が、ロルファーとクライアントの間ではなされます。
身体的な対話ってどんなものかは、体験してもらわないと分かりにくいのですが、言語下で動いている無意識の自分のシステムや動きに気がつけるメリットはかなり高いと僕は思います。スポーツをされている方はもちろん、一般の方でも、さまざまな自分のポテンシャルの発見を伴います。
精神医療の世界でも対話が大切であることはよく語られることです。さらにフィンランドスタイルのオーブンダイアローグが心身疾患に効果的な手法であることは、筑波大学の斎藤倫教授などにより紹介されています。
会話は出来るが、対話が出来ない人は日本には沢山いて、近年増えています。対話力の欠如に気がつかない、或いは放置されても日本では許容されがちです。
近年の情報環境も加わり、対話なき社会に違和感を感じつつも、在り方がわからない。そんなかたにもこのセッションはお薦め出来ると思います。
身体、意識を繋ぐもの。身体による自分発見、自己統合、は、身体性に生きてきた忖度カルチャーの日本には意義の高い体験になると思っています。