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足に目が??その2

足の目、手の目という話を続けます。

 

これは言ってみれば比喩のようなものですね、視覚というのは知覚の中でもダントツに情報量が多いので、足や手に目がついている位に情報量が増えてくるというような意味でつけたものだと思います。

 

手足の情報量が増えると一体、どんな風になるのか、イメージがわきにくいかもしれませんが、立ったり、歩いたりする時、あるいは壁や、ものに触れる時などの知覚や自由度が向上したり、安定感が増したり、そんなイメージを持ってもらうといいと思います。

 

人間は、立っている感じや、歩いている感じは、皆同じようなものだって思っていませんか?

 

みんな同じなんてことはないんです。それはスポーツ選手や何か特別なものを作り上げるクリエイターだけでなく、一般の人でも、一人一人知覚は全然違うんです。だからロルフィングを受けて、自分の知覚が変わるとびっくりするんですね。みんな感覚は、絶対的なものだと思い込んでいるだけなんです。思い込みから離れる時、自分では信じられないような感覚が自分に戻ってきます。捉え方や感覚が、考え方や常識を凌駕していく時です。言語を超えるって本当にあるのです。

 

手や足には、知覚神経としては歴史の古いタイプの組織が残っています。これを開いていくと、固有感覚も高まりますし、それに呼応して、五感も活性化してきます。新しい知覚が、新しい身体感覚にあなたを連れていきます。