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目の前にある盲点

こんにちは。今日は、毎月行くお気に入りの博物館へ行ってきました。

 

縄文時代の土器などで、煮炊きに使う土器や、狩猟に使う石器など、労働生産、厨房、工具など機能的な道具類を「第1の道具」と呼びます。これに対し、形から用途、機能を推測することが難しい道具を「第2の道具」と呼びます。土偶や石棒などがこれに当たります。

 

土偶や石棒を見ていると、機能的な視点が作り上げた今の社会に足りないもの、私たちが無くしてしまったことが、なんとなく見えてくるような気がします。あなたは何を思いますか?感じますか?

 

身体でも、意識が機能的だけになってしまい、目の前にあるのに、盲点にしてしまっていることは、実はたくさんあります。セッションで身体の全体性の中、統合が進んでいくと、様々なことに気づいたり、ホメオタシスが働いていくことになるのは、そうした様々な視点からのアプローチによるものの賜物です。身体って不思議です。身体にある第2の道具、生かしていきましょう。