キルタン

「初キルタン、おめでとうございます。」昔、初めてカトリック教会を訪れた時に、やはり同じようなかけ声がけをされて、ちょっとだけ、照れと躊躇をしてしまった純日本人のわたくしです、笑。友人に誘われキルタンに参加してきました。

 

キルタンは、インド伝統の、バクティヨガの行為のひとつです。バクティには献身という意味があります。キルタンとは、神様に唄う賛美歌だと思っていただけると分かりやすいでしょう。大いなる存在、聖なる存在へ向けられた歌は、はるか何世紀にも渡って受け継がれてきたということです。

 

マントラの力、音楽の力、声の力、人が掛け合う力、様々なバイブレーションの場の力を感じました。日本人は無宗教と言われますが、都市の装置として、宗教的な場は、色々ありますね。閉鎖的な団体もありますが、オープンで、気軽な場も多数用意されていて、時に人々を癒す場となるのでしょうね。今回のキルタンも、ゆるく、オープンで、自由な場でした。そして参加者みんなが楽しそうです。

 

 

ちょうど今シンクロしていて、世界の神話講座に出ていてインド神話も少し詳しいので、ガネーシャへの賛美で始まるプログラムもすんなりと入れました。ガネーシャは、シバの息子、願いをかなえてくれる象の顔の神様です。話すと長くなるので神話の話はまたいずれ。

 

 

 

学生時代は社会学を専攻していました。都市の快適性、街のコミュニティの構築や発展を眺めてきて、今、少しだけ、場の構築に関わり始めていて、数十年ぶりにコミュニティのあり方を感じ始めています。日本人のコミュニティや関係性の持ち方、人と人の関わり方が、少しづつ変わってきています。

 

みんなが同じでなくていいスタイル。多様性を楽しめるスタイル。気軽に参加できる緩いスタイルの運営、日本人だけでないコミュニティの在り方、東京の在り方が、ライフスタイルが広がり360度に展開されていく様子を、目撃しています。