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風を切って走る

こんばんは。先週、自転車を取り出してから少し行動範囲が広がりました。ウォーキングだと距離にすると4〜5キロ位でしょうか。自転車ですと8キロから10キロ位まで伸びるようです。10キロも走るとちょっとした運動ですね。


前にスポーツクラブに行ってましたが、室内より、外で風を切って走っている方が走った感がある気がします。風景も変わるし、風もあるし、人や車を避けたりしてただ走るだけでなく、様々な知覚を駆使しているのでしょうね。

 

さて、自転車ですが、慣れないせいか、お尻がちょっと痛くなることがあります。サドルとペダルとハンドルでバランスを取って乗っているわけですが、身体を運ぶのにちょうどいい感じを引き出してくるには、ちょっとした違和感をちゃんと感じることも大切です。サドルとペダルとハンドルのバランス、ミニマムの自分を感じるのにとてもよい時間を自転車は提供してくれます。



「違和感を感じて、自分を調整する。」こうして活字に書くと、当たり前のことですが、ちょっとした新しい身体感覚です。自分で自分を調整する、セルフケアと呼びます。この方法論、今時は、他の場所でも通じる大切な感覚の気がします。

 

スマホアプリをはじめ、機械の方がより便利にシフトして、人間に合わせてくれるので、私たちはすっかりその中で生きてしまって少し我がままになり、自分を調整することを忘れがちです。アプリのように身体や他人は動いてくれませんものね。


自分も調整することの中に入れておくこと、スマホ時代は大事なような気がします。ちょっとしたことですが、それだけでも環境と調和することが容易になります。つい、違和感を感じた時に、文句を言う、誰かのせいにしてしまう、そんなことが昔よりしやすくなっている気もします。

 


風を切って走る。

気持ちいいですよ。