こんにちは。
数万年という気が遠くなるような時間を旅する「パンスターズ彗星」の軌道に思いを馳せていると、私たち人間の日常がいかに小さなスケールか、ふと考えさせられます。
「 パンスターズ彗星と、私という名のタイムマシン」の続編です。
とはいえ、私たちの日常は待ってくれません。
来週から始まる新しいプロジェクトの管理業務だったり、ライフワークに位置付けしたベートーヴェンの「第九」の合唱練習だったり。
社会の中で生きていると、時計の針通りにきっちり進む直線的な時間――「クロノス」の波が、次から次へと押し寄せてきます。 この忙しさに適応しようとして、私たちは知らず知らずのうちに「効率よく動くための身体」を作っています。
無意識のうちに体を固め、器用に立ち回るための「箱」を作る。
それが、私たちが身につける「Habit(無意識の癖)」です。
Habitは決して悪者ではありません。社会の激流を生き抜くための、大切な「鎧(よろい)」でもあります。 でも、その鎧を着っぱなしにしていると、季節のわずかな変化や、自分の体の奥底から湧き上がる小さな声に、気づけなくなってしまうのです。
力任せに鎧を壊すのではなく、自らふわりと脱ぎ捨てること。
今、私が実践していて、これからのnoteの連載でお伝えしようとしているのは、このHabitに対する「静かなる挑戦」です。私たちの体と意識は、いつも3つの軸の中で揺れ動きながらバランスを取っています。
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01 / 垂直軸(VERTICAL AXIS) 年齢を重ねること。15年以上続けてきたボディワークの蓄積。細胞が生まれ、老いていく直線的な時間。重力に抗いながら生きていく、肉体の軌跡です。
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02 / 水平軸(HORIZONTAL AXIS) 興味の広がり、遊び心、そして季節の変化。「今、この瞬間の世界」とどう繋がるか。夏の熱い空気に体が応じたり、新しいテクノロジー(AI)と戯れたりする、波のような時間です。
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03 / 対角軸(DIAGONAL AXIS) 垂直と水平が交わるところに生まれる、自分だけの「固有の調整(チューニング)」。 頭蓋にそっと手を当て、仙骨をミリ単位で揺らす。それは、社会の時間(クロノス)と、流れる時間(カイロス)の間で、自分という存在の調律を合わせる、とても個人的な儀式です。
この3つの軸が重なり合う場所に、静かな「あわい(隙間)」が生まれます。
来週からの激流に身を投じる前に、私は今、この「対角軸」の上で自分自身のチューニングを慎重に行っています。
Habitを溶かし、脳の熱を冷まし、ただ波の音に体をイールド(委ねる)させる時間。
この具体的な実践方法については、これから始まるnoteの新連載の中で、AIという新たな共犯者(笑)と共に、
詳しく紐解いていこうと思っています。
彗星が独自の軌道を描くように、私たちもまた、自分の軸を心地よくチューニングしながら、この巡る季節を歩んでいきたいものです。
【備忘録】2026年4月。YouTuberの誕生と、教室で学び直す日本語。
すっかり書きそびれていた「4月の備忘録」を、ここらでしっかりと残しておこうと思う。
今年のサバティカルの本格的な幕開けとなった4月は、振り返れば新しい波が次々と押し寄せた1ヶ月だった。
1. スマホ支援からの思わぬ波及:YouTuber、始めました
事の発端は4月3日。地域のスマホ支援ボランティアに参加した時のことだ。
そこでサポートした方の口から、思いがけない言葉が飛び出した。「AIで音楽を作りたいんです」
これにはすっかりやられてしまった。支援しつつ、強烈にインスパイアされ、気づけば私自身がその熱量に背中を押されるように、AIと共作した楽曲を放流する場所としてYouTubeチャンネルを開設していた。以前からのアコギ演奏のリファイン、それからマイボイス、そしてプロンプトボイス、曲の適性をみながら色々試行錯誤の4月でした。
結果的に新人シニアYouTuberの誕生である。人生、何がトリガーになるか本当にわからない。長い目で、優しい目、優しい耳で、お見守りください。
2. 新人noteライターとしての出航
そして時を同じくして、この「note」での月一発信も本格的にスタートさせた。
長年、身体という静かでアナログな現場で培ってきた経験や感覚を、どうやってデジタルな「Somatic Story Archive」として構築していくか。かつて広告やメディアの世界で使っていたのとはまた違う、全く新しい筋肉を使って言葉を紡ぐ日々が始まった。シニアYouTuberであり、新人noteライターでもある。なかなか新鮮な肩書きだ。
3. 文章教室へ:高校生と並んで「正しい日本語」を問う
4月のもう一つの大きな変化は、都立高校で開催されている文章教室に通い始めたことだ。教室では、高校生たちと机を並べて文章に向き合っている(隣の席には、17歳の高校生)。かつてコピーライターとして言葉を仕事にしていた人間が、いま改めて、彼らの瑞々しい感性の隣で「正しい日本語とは何か」「伝わる言葉とは何か」を根本から考え直している。これが非常に刺激的で面白い。
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こうして振り返ると、4月は「思い切った放流」と「真摯な学び直し」が同時にスタートした月だった。
ここから始まった動きが、この先の期間でどう育ち、どう繋がっていくのか。引き続き、この場所で現在地を記録していきたい。
