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ロルフィング10シリーズ体験後の感想【40代・教員】

 

ロルフィングを受けるきっかけ

 

 3、4年前から最初は左脚の痛み、昨年の夏にタイでマッサージを2度受けた後は右脚に痛みがシフトし、原因不明ゆえにどうすればいいか悩んでいました。そのうち悪化し、疲れているときは歩くのもイヤになるほどになり、いろんな同僚に相談。その際、奨められるのは病院や整骨院、カイロプラクティック。でも母や弟が通ってみて根本的な解決、対処法ではないのを知っていたので、これらは全て私の中では論外でした。痛みの解消だけでなく、体の左右差も矯正できないものか、と思っていた矢先に、それも含めての相談をしてみたところ、同僚の1人が「それ、ロルフィングやればよくなるよ」と言われ、TE2 BODYWORKSを紹介してくれました。ネットでロルフィングなるものを確認、「これだ!」と思い、いつもなら即決できずにうだうだ考え行動に移せない自分が珍しくその日の夜にコンタクトを取り、後日すぐに予約を入れていました。

 

10シリーズを受けて変化したこと

 

 心身ともに多くの変化がありました。まず体ですが、一番の悩みであった脚の痛みの解消はもちろん、歩くことがとても楽になったことです。数々のセッションを通して脚だけで歩くことで、体の一部に負荷がかかって歩きづらかったことがわかりました。

 

また体の声に耳を傾けられるようになり、「食」をもう少し大切にすることができるようになりました。15、6年まえから食へのこだわりが一切なくなり、食べることも面倒に思えていました。私にとっては大きな変化です。そして何より脚の痛みがなくなり、再び定期的に運動ができるようになり、これが一番嬉しい変化です。

 

 このような体の変化と一緒に、心(メンタル面)の変化も同時進行していたように思います。生きていることに対して素直に喜びを実感できる毎日に変わりました。

これは周りに波及するものなのでしょうか。教諭という職業柄、生徒とはバリアを自ら作っていましたが、気づくとそのバリアを破って質問や要望を訴える生徒がロルフィングを始めて増え、自然に接している自分もいる、そういう日常生活があります。自分がどう思われているか、よりも自分はどうありたいのか、自分と本気で向き合う機会を与えられた気がします。答えはまだ出ていません。これからゆっくり探求していきたいと思っています。

 

10シリーズで印象的なセッション

 

 初回のグラウンディングが一番衝撃的でした。10年以上前から気になっていた脚の長さの極端な左右差がその日でほとんどなくなったこと、そして何よりロルファー吉田氏に左半分の空間が視界に入っていないこと、外界に神経を使い、自分自身にベクトルが向いていないことなどをずばり指摘され、びっくり、の連続でした。さらにその日の夜は、脚・足中心のセッションであったにも関わらず、体全体が多くの変化に驚き、興奮して夜になってもお休みモードになってもらえず、全く眠れませんでした。でも体にとっては「喜び」の興奮であったこと、それに寝るのはもともと好きではないので、読みたい本を読みまくって一夜を明かしました。

 

 もう一つ、これは10シリーズから離れ、背骨に特化してセッションをして頂いたときのこと。施術後、起き上がると突然、視界に入る色の鮮やかさや立体感のリアルさを感じ、圧倒されました。ページを開くたびにものが飛び出る絵本を眺めているようで、童心に帰ったような喜びがありました。

 

ロルフィングについて

 

 全く体験のない一般の方々には想像しづらいものかもしれません。私自身は、体の一部を緩やかに触れてもらうことで不思議な体験ができる、そして自然な(本来の)自分を取り戻せる施術と受け止めています。それしかお伝えできません。体に異変があってよくしたい、という方から、自分へのご褒美に体にいいことをされたい、という方まで、まずは体験していただきたい魔法のセッションです。

 

ロルファー吉田氏の印象

 

 同僚から奨められた時点で、「え、男性?」でした。触られること自体にかなり抵抗感があり、タイのマッサージ体験も勇気を奮い立たせて、ようやく実現という人間です。関東に存在する別のロルファーを確認している自分がいましたが、とりあえず同僚の口コミ情報に身を委ねてみることに。実際にお会いした瞬間に、あ、大丈夫!と確信が持てました。穏やかな感じでムキムキの男性オーラが出ていないので安心できました。でも要求は明確で、ストレートです。他のロルファーを知りませんが、遅刻はダメ、今の状態はどうですか、セッション直後もどう感じているのか、と言葉にすることを要求され続けました。ロルフィングが米国発祥であることからすると当然の流れだなあ、と思いつつ、苦戦しました。「魔法使い」ではあっても「魔術師」ではないです。常にクライアントが何を感じ、何が必要であるかを模索。クライアントとの寄り添いを第一にセッションを進めるロルファーです。

 

いろいろな場面で様々な比喩を用いつつ、体に関する解説をしていただけるのが毎回楽しみでした。きちんと言葉で表現する大切さと楽しさを学ばせていただけたロルファーです。女性のクライアントが多いと伺っていますが、実は男性にはもっとコネクトしやすいロルファーかもしれません。