クライアントとの対話を重ねる中で、私は彼女の内側に、多様な自己を受け止め、統合へと向かう確かな力が既に存在していることを共に発見しました。
その力は、セッションを通じて自ら実現しようとするテーマを推し進める「軸」となるでしょう。そこで私たちは、最初の7セッションで軸の構造的確立を行い、残りの3セッションは、現実世界での統合の気づきのタイミングで、共同で活用していくことを決めました。
これは、クライアントの自律的な成長を何よりも重視した、7回のセッションシリーズの記録です。
セッションの感想:捻じれの解放と自己表現への決断【40代、女性】
「『扉が開いた。』それがセッション3後に抱いた気持ちです。右腰に手が当てられると、過去の恋愛感情が浮かんできました。相手に受け入れてほしくて自分を押し殺し、気分屋の彼の気持ちを斟酌することに全力を注いでいたこと...その捻じれた感情は涙と共に飛び出しました。内捻転気味だった右脚がセッション前と違うものになっていたことからもそう感じるのです。もう自分を押し殺すような生き方はしない。あとは、どう自分が表現していくのかを楽しもうと思います。」
セッションの感想:防御の終焉と「幹のような」統合【40代、女性】
「セッションを受けるごとに、右をかばい左に負荷をかける動きをしていたことに気がつかされました。右脚から動ける自由、右側に体重を預けられる安心感は、信じられないほどの解放感を与えてくれます。もう、『くねくね人形』ではありません。歩くと、脚は股関節よりもっとお腹、腰骨辺りから出ている感じがします。そして、幹のようなものが私の身体に通っていることを身体が教えてくれているのです。」
セッションの感想:遅れてくる統合の「サプラーイズ」【40代、女性】
「セッション後すぐには明確な変化がなくとも、何週間か経た後に変化が表れてくるという『ロルフィングのおもしろさ』を感じています。今までハイヒールを履くと夕方に感じていた痛みや、ランニングを止める原因となった股関節の痛みがなくなりました。脚のラインが『ラインでなく』、腰骨の高さから地面に向けてズドーーンとある感じです。今になって現れるとは、なんだか『サプラーイズ!』」
セッションの感想:円柱への統合と視野の拡大【40代、女性】
「私には目に入るものに意識が行きがちで、視野に入らない背中はただ身体の裏側の別名でした。セッション後に感じたことは、自分が『円柱』になったことでした。前面だけでなく、横も後ろも同じ幅をもっている感覚。今まで180°だった視野が、左右+30°ずつ後ろ側に240°の視野がある感じがするのです。後ろが少しでも見える安心感は、視覚に頼りがちな私にとって大きな拠り所です。」
セッションの感想:価値観の再定義と終焉の美学【40代、女性】
「セッション終了後、今までは下からの力や安定感を感じていましたが、今回は上下に引っ張り上げられているような『上に伸び広がった感じ』がしました。自分の重みが軽く感じられ、動作がラクにできることに繋がります。ロルフィングを受けることは、古い癖を手放すきっかけを与え、カラダに表れる『わたしの価値』をよりリアルなものにしていくんだと思います。50歳のカラダにどんなわたしの価値がにじみ出てるのか、楽しみです。」
