湖畔美術館

 

アボリジニーアート。本国で22万人を動員し大きな成功をおさめたOne Road展が日本で開催されると聞き訪れてきた。アートも面白かったが、この美術展が開かれた市原市湖畔美術館も素敵だった。湖と調和した無機的な建物とオブジェ、レストラン。藤原式揚水機、湖上のオブジェなど、機能的だけでなく、アンバランスな雰囲気の中にも場としての構成を保ち、開かれた空間、落ち着いた雰囲気の、自然と調和したよい美術館だった。都内と違って空いていい。東京駅から一時間半くらい。ちょっとした旅気分にもなれる気分転換にもお薦めの場所です。

 

都市化して東京一都集中などで生み出されてきた社会の在り方と生活やライフスタイルは、心と体の歪みを作り出してきた気がしています。そういう体と心の小さい声を排除して生活していると、自分の力で自分をうまくコントロールできない人が多くなった気がします。


普段ある日常から離れた経験や、新しい在り方、例えばこうした美術館、それからカフェ、自然や生き物、身体性を生かしたイベントや生活体験、楽しさの共有などを核にした地域コミュニテーの復活を核にした場で過ごすことにより、少しづつ是正されていくのではないかと思っています。


我々現代人が病みと共存している現代の社会生活から、人間らしい生活へ向けた静かなる胎動をフォローしつつ、そうした動きへの働きかけにも、これから自覚しながら積極的に参加していきたいと思いました。