インタビュー 大倉マヤさん【俳優】

 

 

今までは自分の身体が平面というか、紙みたいな2次元という感じだったんです。でもセッションを受け終わったら、身体に厚みがあるというか……ちゃんと「身体って立体なんだ!」という認識になりました。

 

プロフィール

俳優。洗足学園音楽大学ミュージカルコース講師。劇団「双数姉妹」を経て、現在フリー。舞台を中心に活動している。声優としてはナレーションオフィス「リベルタ」所属。TVCMやラジオCMなどのナレーションを多数担当。

 

 

10シリーズを終えて…セッションの感想お願いします。

 

私は、特に深刻な 身体の不調があったわけではなく、興味本位でスタートしたんです。お芝居をしていると“自分の身体の調子”というものを敏感に感じて調整できる方もい らっしゃるのですが、自分は鈍感なんですよ(笑)。それで、少しでも「自分の身体の感覚に敏感になれた方がいいなぁ」という気持ちでした。

 

そのせいか私の場合、10シリーズを終えてすごく劇的に変化があった!ということはなかったのですけれど、「身体が自然になった」印象を持っています。頭で考えた理屈で身体が動くのではなく、身体そのものが正しい動きを覚えてくれている、という感じですね。「身体が「気持ちいい」という動きをすれば、それが正しくてよい方向に作用しています。「自分の身体を信用できるようになった」と言えばよいのでしょうか。 


印象的だったセッションは、3回目です。今までは自分の身体が平面というか、紙みたいな2次元という感じだったんです。でもセッションを受け終わったら、身体に厚みがあるというか……ちゃんと「身体って立体なんだ!」という認識になりました。ふだん、自分の後方ってあまり気にしませんよね? でも、後側に感覚があって、180度だった世界が360度になったような気がしました。 


また、仕事でもよい作用がありましたね。“リーディング”という、すごくたくさんの言葉を早口で喋る舞台だったのですが、これが大変うまくいきました。もちろん、厳しい稽古の成果もあったと思うのですけれど、ロルフィングとの相乗効果があったような気がしています。

 

それから……これはロルフィングと関係あるかわかりませんが、10シリーズを受けている期間と同時によいおつきあいがありまして、婚約したんです。「私は結婚とか興味ないし」なぁんて思っていたのが、ロルフィングで“開いた”のかな、という気もしたりします(笑)。ただ、頭で「私の身体はこうだ」と頑固に思い込まなくなったのはセッションを受けて感じたので、心にも関係があったのかも……しれませんね(笑)。

今後、身体をより激しく使う仕事もあると思いますが、よく整えていただいて運動のパフォーマンスがあがっていると思うので、楽しみです!特にグランディング、足の裏からしっかり立てていますから、どんな動きができるか自分に期待してしまいますね。


ロルフィングを知ったキッカケは?
テツさんのサロンではないのですが、チラシだったんです。「こんな技術もあるんだなぁ」くらいに思っていたんですね。その後、友人からテツさんを紹介していただきました。

ロルファーTE2の印象は?
友人に紹介してもらったときに、「ロルフィングは肌に直接触れるので、男性のロルファーが苦手だったらお試しだけにするといいよ」なんて言われたのですが、全然嫌ではなかったですね。優しくて、ちょっと照れ屋さんかな、というイメージです。

ロルフィングを受け、生活で変わったことは?
今までは、身体が疲れたりコリがあったりすると、時間をかけて解していく必要がありました。でも、今は身体が楽な状態のことを思い出すだけでいいんです。自然と、身体が一番楽な形を思い出してくれる感じなんですよね。そこがロルフィングのいいところであり、説明するのが難しいところでもあるのですけれど(笑)。