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ロルフィングと脳波の関係性

瞑想と同じ脳波を使っている?

先日、ある有名なセラピストの方と話す機会があり、興味深い話を聞きました。それは、「ロルフィングを受けている時の脳波はシータ波なので、瞑想している時と同じ状態」というものです。

 

これまでロルフィングと脳波を結びつけて考えたことがなかったので、とても新鮮でした。

 

そもそも脳波にはいくつかの種類があり、それぞれ心身の状態と密接に関わっています。

  • シータ波(4〜8Hz): 眠りにつく直前の、まどろんでいる状態。瞑想や禅をしている時もこの脳波が現れるとされ、創造性や記憶力が向上するといわれています。

  • アルファ波(8〜14Hz): 心身ともにリラックスして落ち着いている状態。集中力や学習能力が高まります。

  • ベータ波(14〜20.3Hz): 日常生活で活動している時に現れる、完全に目覚めた状態。仕事や家事など、あれこれ考えている時がこの状態です。緊張や不安を感じている時もベータ波が優位になります。

ロルフィングのセッションが瞑想状態に近いと言われると、確かにそうかもしれないと感じます。セッション中に身体や知覚に大きな変化が起こるのは、シータ波が関係する人間の無意識や潜在意識の働きによるものと考えれば、不思議なことではありません。

現代社会では、仕事や家事に追われ、ベータ波が優位な状態から抜け出せなくなっている人が多いでしょう。それが不安感や不安定さを増幅させている可能性もあります。近年、マインドフルネス瞑想やヨガが広まっているのは、このような心身の欲求が背景にあるのかもしれません。

 

ロルフィングのセッションで起こることは言葉で説明しづらいのですが、「脳波」という視点を加えることで、感覚的な体験をより論理的に理解するヒントになるかもしれません。

地球との調和、繋がり

 

地球との調和、そして繋がり「シューマン共振」という言葉を聞いたことはありますか?

 

 

これは、地球の地表と電離層の間で反射するごく低い周波数の電磁波(ELF)のことで、その周波数は7.83Hz、14.1Hz、20.3Hzなどとされています。不思議なことに、これらの周波数は人間の脳波とほぼ一致しているように見えます。これは偶然なのでしょうか?

 

脳波、意識と無意識、そして重力(地球)。これらが調和や共生といったテーマで繋がっているような気がしませんか。ロルフィングで目指す「重力との調和」や「身体統合」は、もしかしたら、地球と人間との繋がりを再認識する画期的な方法なのかもしれません。

 

ロルフィングの施術には「ガンマタッチ」というアプローチもあります。これはもしかすると、ガンマ波に対応しているのかもしれません。ガンマ波は、集中力や認知機能に最適な周波数と考えられていて、天然の抗うつ剤のように作用するとも言われています。瞬時の判断が求められるスポーツ選手やトレーダー、さらにはADDやADHDの方にも有益であるという研究もあります。

 

心身症の方へのセッションで良い結果が出ているのは、僕自身のタッチが、シータ波、アルファ波、ガンマ波といった様々な脳波に働きかけるツールとして機能しているからかもしれません。これは、まるで謎解きのような興味深い話です。もしこの仮説に興味を持っていただける脳の研究者の方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。喜んで検体になります(笑)。