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知覚のタイプ

ロルフィングのセッションは、施術によるワークの他、動きのエクササイズ、知覚のトレーニングなど行っていきます。

 

知覚って、どんなものかというと、色々あるのですが、一般的にはいわゆる五感が有名です。(触覚、味覚、視覚、聴覚、味覚)

人間の知覚の仕方にはタイプがあり、主に「視覚優位」「聴覚優位」「体感覚優位」の3タイプの人がいると言われます。知覚のタイプの違いにより、認識も違うので、世界観が全然違う場合もあります。人間関係での好き嫌い、合う合わないにも影響がありそうですね。

 

 

セッションでもちょっと応用していて、タイプ別にセッションを変えています。と言ってもロルフィングは全体性のセッションですので、得意の知覚を引き出しながら、不得意な知覚も使うように引き出しながら、最終的には、色々な知覚が使えることに気づいて貰うことが多いですが、知覚の個性は多種多様で本当に人それぞれです。自分と違う知覚タイプの人とどうやって関係性を作るのか。今後国際化が進み、多種多様な人が自分の近くを通り過ぎていきます。その人々と出会うか、出会わないか。知覚の可能性を開くことは、ダイバーシティ化していく現実で、他者理解していく為には必要な視点だと思います。言葉にはなってないことがたくさんありますので本を読んでも分かりません。

 

 

現実の中で使ってない知覚は段々と感じなくなり、次第にそんな知覚があったこともわすれてしまったりします。汎用型の生物である人間は、そうして、環境に適応しながら自分を変えていけるように作られています。体には可変的な可塑性があるのです。可塑性を伴った汎用生物というのが身体的な人間の基本的な在り方ですが、可塑性は少しづつ失い、次第にスペシャリスト的な存在になっていくのでしょう。

 

 

 

統合的なセッション。ニュートラルになるというのが、いまいち分かりにくい方は、身体の可塑性があることを身体的に取り戻し、身体的な可能性を探ってみる機会。そんな風に説明すると分かりやすいでしょうか。

 

もしかしたら、昔感じていた懐かしい知覚や、自分がまだ見ぬ、潜在的な新しい知覚に、目覚めるかも知れません。知覚の獲得は、新しい世界観や能力に繋がります。身体的には、自分単独で何が出来るのか、自分という範囲を再確認するなど、少し面白い体験が出来るボディワークです。

 

人生に飽きてきた頃や、小確幸にも飽きてきた人にもお勧めしたいと思います。人間は元々汎用型であったこと、可塑性が使えることを思い出す体験です。

 

上記のタイプそれぞれの特徴はこちらがまとまってますので、気になる人はチェックしてみてください。

https://matome.naver.jp/odai/2139668693836031101