
初心というのはとても大事なことだと思います。問題が生じた際に、文脈で考えていっても、よくわからないい状況は、人生にはあるものです。
辻褄がどうしても合わない。いくら考えても理解できない。そんな時は論理構成自体の外に問題の本質があると思われますので、一度、その文脈の始まりに戻るというのがいいと思います。
始まったものには、何かしら意味があるものです。まず初心に戻りましょう。「そもそも」というやつです。初心のニュートラルな位置から自分を見つめ直すと、思わぬ発見があるものです。その発見から別のコンテクストが生まれて来ることがあります。
もし「そもそも」自体が腑に落ちなければ、その問題は、手放してもいいと思います。それはあなたが次に行くときだと思います。
その時に、その「そもそも」を選択した自分自身に気がつけると、もう1つ気づきが増えます。問題というのは、常に自分も関与しながら生まれてきているものだと思うのです。
無意識が一つ外れると目で見える現実世界が少し変わります。これは、姿勢や身体の動きや癖でも同じことで、かなりの割合で身体的な違和感やコリは、そうした何かしらの無意識的な事象の反映であるとも言えます。
1つ初心に戻り1つのパターンが外れると新しいパターンでバランスを取る。そしてまた感じ直すと心地よいという範囲へ戻るのです。この繰り返しがシリーズを通じて行われるのです。