鷹は、タカ目タカ科に属する鳥のうち比較的小さめのものを指す通称で、オオタカ、ハイタカ、クマタカなどの種がいます。タカ科に分類される種で比較的大きいものをワシ(鷲, Eagle)、小さめのものをタカ(鷹, Hawk)と呼び分けていますが、明確な区別はなく、慣習に従って呼び分けているのだそうです。では、オオタカは小さめの中での大きめの種類なのか、あるいは顔が違うのか、そのあたりが紛らわしいですね。

 

ロルフィングトレーニングのUnit 2のインストラクターは、オーストラリアから来たアシュアンという小柄な女性でした。長く伸ばした爪が印象的で、「もし爪の跡がついたとしても、それもセッションの一部よ」という言葉と、ヨガにも似たアクロバティックなロルフィングは、今でも彼女のアーティスティックなセッションスタイルとして目に焼き付いています。「ロルフィングは、自由にやっていい」。彼女からそう教わった気がします。ロルフィングに関わるようになって様々な方に教えを受けましたが、セッションに対するイメージの捉え方やスタンスは、彼女を手本にしているように感じています。

 

さて、トレーニングの終わりに彼女からカードを頂きました。僕が受け取ったそのカードには、Hawk、つまり鷹が描かれていて、その時から鷹が頭のどこかにインプットされました。調べてみると、鷹のパワーアニマルとしての意味は、「自身を取り巻くものごとを、大きな枠組みで捉えることができます。興味を惹くものには、微細なところを見通す能力も持ち合わせています。深い精神性を持ち、真のスピリットを表現するときに、とても高く舞い上がります。

その姿は他の人に影響を与え、立ち止まることなく進む傾向があります。流れに身を任せる達人でもあります。たやすく、そして優雅に流れに乗る鋭い能力を持っています。自然界からのサインと兆しを解釈するのが得意です。天の恵みであるか、あるいは警告であるかにかかわらず、自然が教えてくれるものが、より高い目的にかなうものであることを知っています」とありました。

 

合っているような、違うような……僕をよく知る方がいらっしゃいましたら、ご意見を頂ければ幸いです(笑)。

さて、最後に。イソップ物語にタカをテーマにした「鷹と矢」があります。ご紹介します。1羽のタカが岩の上から獲物のウサギを狙っていました。そこを一人の射手がタカに矢を放つと、矢は見事に命中。倒れたタカが当たった矢を見ると、何と矢羽根はタカ自身の羽でできていました。意味するところは、「己を滅ぼすものは、己である」。大切なことは、全て繋がっている気がします。